セリフ詳細

フルク5世は巡礼に行ったことで、精神的な心の安定だけでなく、実質的にエルサレム王という地位まで得ています。ロベール2世が十字軍に参加するも領土を手に入れることはできず、帰国した時には弟のヘンリー1世がイングランド王位を手に入れ、ヘンリー1世との争いに敗れて目を潰されて幽閉され不幸な人生を送ったのとはずいぶん違います。ロベール2世の子ギヨーム・クリトンもヘンリー1世から命を狙われ続け、戦いの人生で結局戦死しています。ヘンリー1世は身内に対しては残酷ですが、他の諸侯に対しては徹底的に争わずに和睦して政略結婚も許している、それを利用してフルク5世は結果ヘンリー2世の祖父になるという幸運を得ています。そしてさらにエルサレム王にもなる、なんか運が良すぎてモヤモヤします。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:フルク5世(4)

作者名:Petronila

147|ファンタジー|連載中|858話|955,035文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き