セリフ詳細

このことは、お父様には内緒ですわよ。……そもそも、許嫁など初めからさしたる問題ではございません。しかるにお父様は、妾が期待や重圧(プレッシャー)に弱いということを知りませんで、あのような大会に私をお出しになりたいと嘯きますの。ただそれだけなら、妾も何とか重圧に耐えて出場しようと諦めますけれど、したらば昼頃、あまつさえこんなお話がとり交わされているのを耳にしてしまいましたの…

作品タイトル:エルフの森とユリシーズ

エピソード名:第四場

作者名:ぽちょむ亭もーち  efkefk

25|ファンタジー|連載中|5話|9,265文字

エルフ, レーゼドラマ, チャットノベル, ユリシーズ

21,373 views

エルフの都で大会が開催される。それは最も優れたエルフの男女を決める為の祭典だった。みずからの娘であるメイの勝利を確信するイルビスは、ジェムナルとの結婚を目論むフローリアに金を貸す。この証文が波紋を呼び起こし、栄光をめぐる物語の幕は開いてゆく。

戯曲

なろうに投稿したもの