セリフ詳細

アニメ化するラノベ作品は多いですが、アニメの出来が悪くて期待はずれに終わるお話や、逆に出来が良すぎて原作が失速してしまう物もある中、このお話は違いましたねー。原作は無論、アニメもとっても良くできていました。原作の雰囲気を少しも損なわない、むしろ補強するように世界を「リアル」に感じさせてくれた良作です。良ければそちらもご覧くださいまし。


で、前にもこのシリーズを紹介しました(アニメ放映中に紹介したのです)のですが、原作本のほうは放送終了後もしばらく追いかけておりました。

それだけ原作に魅力があったわけですね。


そして、この最新10巻の2~3巻前ぐらいから、世界の謎や成り立ちのネタフリの量がぐぐっと増えて来て、「まとめに入ってるのかなー?」なんて思っていたのです。

けれど、毎巻読者を焦らすように新たな伏線や新キャラをだしてきたりして、なかなか侮れないんですよねぇ。


でもって、今回はめっちゃやられました。ネタバレになるので詳しくは書きませんけれど、思わず「ええっ!?」って叫んじゃいましたですよ。

えらそーに世界だの謎だの展開だのって冷静に分析しなから読んでいたつもりが、なんだかんだ言ってどっぷりお話とキャラの魅力に浸かっちゃっていたわけです。やられましたー><


これは、次巻も買わなきゃダメっぽいです><


作品タイトル:らせんの本棚・IV

エピソード名:『灰と幻想のグリムガル』level.10 ラブソングは届かない

作者名:神楽坂らせん  K_rasen

58|創作論・評論|完結|104話|95,832文字

レビュー集, SF, ファンタジー, 実用書, マンガ, コミック, その他, もろもろ, なんでも, ござれ

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【電子書籍化しました!】

星図にも載っていない辺鄙な宙域のはるか奥地、銀河の西の渦状椀のそのはての、地味な隅っこのそのまたはずれに、何の変哲もない小さな黄色い太陽があった。
いくつかの惑星がその重力圏にぶらさがって悠久の昔から飽きもせずくるくると回っていたのだが、その中の、大体一億五千万キロメートルほど太陽から離れたあたりの軌道に、これまたぱっとしない青緑色の惑星があり、このあたりでは地球と呼ばれていたそうだ。
その地球の一角で細々と運営されているGoogle+という過疎SNSの中の、これまたはずれのほうに『本が好きコミュニティ』というささやかな本好きがあつまるコミュニティがあった。
これは、その『本が好き』コミュニティにアップされた、【神楽坂らせん】による本のレビューをアトランダムにコレクションする摩訶不思議なレビュー集である。

※レビューの対象は児童文学からファンタジー、SF、コミックから実用書などなど、とくにジャンルは定めていません。本好きがてきとーに手に取って面白かった本を中心にお送りします。

※各話ごとに一冊(または1シリーズ)の紹介を基本にしています。もともとアトランダムに紹介していますので、どの話から見ていただいてもOKです。お好きなお話からどうぞ♪

※「らせんの本棚」①~③までは、某Kindleでひっそりと電子書籍として出版しておりますので、(アンリミテッド会員ならタダだよ!)古き良き時代の電子の本棚をご覧になりたい方は、そちらのほうをご参照ください。

※各レビューに掲載しております書影などの著作権は各出版社・著者に帰属します。

※電子書籍版は https://www.amazon.co.jp/dp/B07BPCVZBL となります。2018年3月26日夕刻より5日間無料キャンペーンしますのでぜひどうぞー♪