セリフ詳細

(——そのときの彼女の笑顔をよく覚えている。子供に優しい人なんだなと今考えるとあのときにはもう好意のようなものを持っていたのかもしれない。


だから、彼女が転校してきたときは驚いたし クラスに馴染めていなかった暗い顔している彼女をみて、学級委員だった俺はどうにかしなきゃいけないと思った。いや、違うな。俺は単に彼女の雪が似合いそうなあの笑顔が曇ってるのが嫌だったんだ。実際に話してみて凄く話が合ったし、時折、笑顔で話すその姿をみてこっちまで笑ってしまうときもあった。

 テニスの試合で勝てなかったときも、彼女の顔をみているだけで、楽しくてしょうがなくて頭の切り替えができたり疲れを忘れられた。)

作品タイトル:三題噺のお部屋

エピソード名:榎本レン

作者名:藤沢チヒロ  CHIHIRO_F

202|その他|連載中|264話|236,179文字

三題噺, 非営利, ユーザー参加企画

986,965 views

不定期でお題を発表していく、三題噺のお部屋です。
過去のお題にもフリースペースを設けてありますので、自主練などにいつでも気軽にお使いください!

本文の最初か最後にペンネームを表記していただければ、管理人側でタイトル欄をペンネームに書き換えていきます。ペンネームのない場合は、ユーザーIDに書き換えさせていただきます。