月の涙がささやかない夜

作者 雨沙 燕

[ファンタジー]

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雨の昼休みに思いつきで口にした「緑色の月を見たい、かなあ」が、家の屋上から落ちた碩哉の前でまさかの現実になってしまう。その「緑色の月を見たい、かなあ」は悩める中学生の碩哉の中に恋まで生まれさせ、やっかいな家族問題をも解決に導こうとする。しかし──、現実は簡単にはいい方向へと動きだしはしなかった。不思議な緑色の月と呪文「ツキノナミダ」の話。

075/つきのなみだがささやかないよる
2022年6月30日完/四百字詰原稿用紙283枚

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