天才少女と変人ホイホイ

作者 秋月志音

[恋愛・ラブコメ]

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 屋上で告白される、青春のワンシーン。それはまさに『青天の霹靂』だった。

 変態を引き寄せ、変人ホイホイと呼ばれてきた自称「普通の男子高校生」、沢渡虎太に告白をしてきたのは、飛び級天才少女(10歳)の星名こずえだった。

 当然、フッてしまう虎太だったが、こずえは涙を流して行ってしまう。その様子をカメラに収めたのは、八神愛守という、活発で変人なカメラ美少女高校生だった。

 後日、改めてこずえと話すことになった虎太は、その身の上ながら普通の青春を追い求めようとする気持ちに同情する。虎太は、自身の青春は自分が寄せ付ける変人たちの存在によるものだったと説き、青春は人の意志が作るものだと話す。
 こずえにも、自分と同じような存在が必要ではないか。そう考えた虎太が紹介しようと思ったのは、こずえファンと自称していた八神愛守だった。

 こずえと愛守を引き合わせればお役御免だと思っていた虎太だったが、ある写真を見て、愛守の本性を疑うことになる……


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