風に針を落す

作者 ころっぷ

[現代ドラマ・社会派]

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蒸発していたロクデナシの親父が突然帰ってきた。
ブラジル人の少女を連れて。
あの暑い夏の日々。俺は失われるものに必死で抵抗していた。

胸のカメラで一瞬の風に針を落す為に。

2022年からネットにて小説を発表してきた著者ころっぷの、
第2作品目の短編小説。
青春の儚さ、喪失と再生を描いた家族の物語。

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