いかに主は導きたまうか。

作者 天村崇

[ノンフィクション]

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24歳の時、ボクは神秘体験と言われるものを体験する。精神状態は一変し特殊な覚醒状態が続く。やがては、これは崩壊してしまうのだが、ボクの生き方において決定的な影響を残した。エゴとの格闘は死ぬまで続くのだろう。また勝利への保障はどこにもない。ただ弱まる時いつでも思うのは、あの体験をした自分が倒れるのなら誰がこれを全うできるであろうか?という思い、使命感がある。

あらすじ:

全てに行き詰まりを感じていたあの頃、24歳のボクはアメリカにいた。短大生なる立場でカリフォルニアはChicoに生活をしていた。ある日の午後、神秘体験と世に言われるものを体験する。それを境に現れだす人々。内の一人は沖縄出身の若い女性で霊感のある人だった。彼女はボクに言った「ハル、あなた悪いモノに憑かれているわよ」と。また、救われるにはキリスト教に帰依するのが一つだと語る。いくつかの啓示にも恵まれ、聖書もまともに読んでしまう。一線を越え、キリスト者として生きる選択もした(渡った)。そして日本への帰国。

京都に働く場を得る。三年間。大阪に移り本町で一年間。江坂で17年間。
その間、見合い結婚をする。男女ニ子に恵まれる。

多くのドラマがあったが殆どがハードアスペクト!。確執葛藤、楽観に恵まれつつの絶望、奮闘。その中においても、ボクの心からの願いに主はすべて答えられる(一つを除いて)。

そしてボクは落とされる。暗夜の境遇に。社長(実の母)に解雇されてしまう。何の咎もなく。ヘルパーになり、介護福祉士の資格をとる、が食べていくため、将来に希望を繋ぐため唯一の手段(方便)となる。導きはボクに”キリストにならいて”を持たせた。屈辱と経済的な困窮の時代。何故には、すべてそこに書かれてあった。

ヘルパーになって六年が経った2017年の正月二日目、大きな災厄の源であった母の死において警察より連絡が入る。別途、啓示として”夜明け”が伝えられる。この頃は、ボクの精神的な限界であったのだと思う。妻子供達の心は、稼ぎが少ない、その職種が恥ずかしいとのことで、とおに離れ切ってしまっている。

さて、幼き頃よりボクを縛ってきた実家との柵(しがらみ)は完全に解除となる。昨年末には介護業界から出てもよいとの知らせもあった。(12月末をもって退職するべく9月に届けはだした)。この7年間は何だったのだと、無駄だったのか?

55才のボクはゼロからこれからの人生を構築することになった。「ゼロからだ!」。

幸い経済的な状況は遺産により改善される。

さて、今日(18.01.18)からが人生の本番である。

『事の終わりは、その始まりにまさる』。(伝道の書7:8)

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*第1回『聖書ラノベ新人賞』 への応募作品として始められる。

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