ポシェットを用意してから
新型コロナウイルスによるパンデミックに社会が混乱していた初夏のある日、スマホから聞こえてきた2年ぶりの兄の声は、修仁に懐かしさよりも困惑と苛立ちを残した。
唐突な実家リフォームの話。その真偽を確かめるべく訪れた実家で、修仁は異様な体験をする。
異物によって断絶していた兄弟の関係が動き出したとき、嫌っていた兄への想いは変わっていくのか。
某文学賞3次選考落選作。
2023年2月、別のサイトの文学賞に応募したため、当面、このサイトでの掲載の可否が判断できるまでは非公開とします。すみません。
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