山河あり

作者 大村冗弾

[歴史]

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「そのうちにあのおじさんが馬に乗った侍を連れてくるんだよ。お代官さま、あいつらでごぜーますだ、ってね」

「いやいや、まさかそんなこと……」

久太郎と隼人は小学5年生。 二人は久太郎の父久明と、房総半島の真ん中にある亀山湖まで釣りに出かけるが、帰り道で豪雨に遭遇し、戦国時代に紛れ込んでしまう。


やがて三人は関八州の覇権をめぐる里見家と北條家の激しい抗争に巻き込まれ……。

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