この度は賞を授けて下さり、ありがとうございます。
全体講評にて、京極夏彦作品への愛、愛という言葉で表して頂きました。それがきっと、いや絶対に届きますようにと、かなり殺気を籠めました。
でも、それだけでは氏の、内容も書影も物騒な作品に太刀打ちはできません。
書いてはいませんが実は、憎しみも籠めています。
憎しみで裏打ちした愛を、殺気で以って飛ばしました。
書評の難しさ、技術不足、その穴に物騒な気持ちばかりを詰め込んだ挙句、他の応募作品面々に大いに楽しませられてしまい、妖怪になるところでした。そんな折、賞をいただきました。
NOVEL DAYSの方、面白い作品を書かれた応募者の皆様、読んで下さった皆様に感謝を深め、「天狗」という妖怪にならぬよう、精進して参りたいと思います。

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