ファンレター

笑いきれない奇妙さがヤケにリアルな恋愛観!

 数年前からのアンケート結果によりますと、半数以上が ”つき合う相手” と ”結婚相手” は別だから──と、マジガチに考えているそうですね。

 長い間、恋愛の延長線上に幸せな結婚があると信じられていましたけれど、結婚後に『こんなはずじゃなかった……』となってしまう人が多いっていうリアルからのようです。

 そして、またある離婚に関するリサーチ結果で比較してみると、恋愛結婚したカップルの離婚率が40%なのに対して、お見合い結婚したカップルの離婚率は10%という結果もあって、実際に多くの既婚者たちも『恋愛と結婚は大きく違うモノ』と明言しちゃってます。
 
 こうした事実を、思わず索らされてしまうニュワ~とした作用がこの作品にはありましたぁ。

 またこの作品世界では、命懸けの西瓜祭りがあったり、木こりがいたり、朝が薪割りで始まる生活だったり、ロバの肉を食すことから、異世界の都会女子と山奥男子が描かれているカンジながら、今どきの結婚相手の3条件とされるYSKやら3協やら、一緒にいて愉しい・楽・価値観が近い、などよりも、一周回ってさらに一歩先の恋愛観が予見されていると思えてなりません。

 是非とも一読の上、御自身が思い描く誰かと過ごす人生の幸せを考えてみてはいかがでしょう?

 な~んて、より多くの方に読んでいただきたいので、レビュー調の筆致にてファンレターに代えさせていただきますねっ──

返信(1)

ファンレターありがとうございました。

対極の人間同士が一般的な価値観や生活様式を超えてなぜか繋がる関係値を描いてみたいと思った作品でしたが、作者も気づかない考察をして頂き、ありがたい限りです。
お見合い結婚の離婚率もとても興味深いですね。