ラスティネイル

[ミステリー]

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全寮制の学園に通う鮎川秀(あゆかわしゅう)は、留学生・ヴェレシュ・クリシュトフと知り合う。学年は違うが隣室同士ということもあってか次第に打ち解けていく二人。友愛的と思われた二人の関係だが、謎めいたクリシュトフに惹かれ始めた秀はやがて彼の持つ罪の共犯者へと変わる。クリシュトフの口からフルストゥイについて告げられ、禁忌の儀式「血の裁判」を知った秀の前にひとりの青年が現れ、クリシュトフを救えるのは秀だけだと告げる。

ファンレター

意外性!

※ネタバレ記述あります。本編未読の方はご注意ください

一気に読ませていただきました!
格調高い文章と緻密な描写、魅力的な登場人物にひき込まれて耽読していたので、殺人事件の場面で心底驚いてしまいました。そこで気づき、今はつくづく納得しています。ああ、こういうのを物語の《意外性》と言うのか! と。
この作品の《意外性》は私にとっては未知の体験でした。全く先(展開)が見えません。でも、細やかな日常生活の描写に夢中なので――翻弄される幸福に浸っています。そして、素晴らしい作品とその創作者であられる作家様に出会えた幸福に、感謝しています。
(細かいことを書かせていただくと、背中に当たるドアノブ、あの場面描写に撃ち抜かれました)

聖書ラノベ新人賞2でのご健闘を心より応援しています!

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