ファンレター
これはバトルではない、デイドリームだ!
これを既存の何かに無理矢理例えるなら、映画版『裸のランチ』と舞城王太郎の『阿修羅ガール』を蒸留してフリーゲーム『OFF』で割った感じ。それをマルク・シャガールとかジャン=ミシェル・フォロンの絵にまんべんなく塗ったの。
ウィリアム・バロウズやイタロ・カルヴィーノ、ラテンアメリカ文学の系譜を引く(んじゃないかな、多分。作者さん読んでおられるか知らんけど)マジックリアリズム的世界観。
確実に"is""do"はあるが、しかして"why"が靄に包まれたストーリー。
最初は「なんじゃこれは」と思うだろう。独特な能力行使やダメージの描写に面食らうだろうが、単語や景色の眩惑を取り払ってなお、なぜ彼女たちはピエロを狩るのか、なぜソラミミは大した活躍ができないのか……というストーリー上の疑問がやっぱりわからず困惑するだろう。
まずは世界観の考察とか左脳を使いそうなことは脇に置いておこう。流れに身を任せ、キランキランした世界を眺めるべし。話はそれからだ。
しかし……草里はやっぱりクソじゃ、冷血方向のファム・ファタルじゃ(褒めてる)。
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