黒髪のグロンダイル~精霊の器の私と剣の中の素敵な彼女と酒飲み中年剣士の旅路

作者 ひさちぃ

[ファンタジー]

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第一章: 異世界で生きるミツル
 異世界バルファに転生した少女ミツル・グロンダイルは、十一歳で父を失うという衝撃的な出来事を経験し、前世の二十歳の記憶と人格を覚醒させる。怒りと悲しみで支配された彼女は、前世の異能を駆使して父を殺した魔獣を討つ。その後、北方の魔獣多発地域エレダンで魔獣狩りを生業とするようになるが、一人ではなく、剣に宿る「かけがえのない大切な人」と共に生きている。彼女の胸には深い願いが秘められている。

第二章: 前世回想ダイジェスト【深淵の黒鶴】編
 ミツルは、十二歳の現在と前世の記憶との間で揺れ動きながら、自身の転生が引き起こした家族の悲劇を思い返す。彼女が再び生きる道を選んだ理由と覚悟が問われる中、前世の記憶を辿りながら異能の正体やこの異世界との関係が徐々に明らかになっていく。また、剣に宿る大切な人との深い絆も描かれる。

第三章 予定
 月に一度の定期便で新鮮な食材が届くことに興奮するミツルは、出迎えの護衛パーティーに参加する。ヴィルは、意外にもミツルが皆に可愛がられていることを知り、彼女が一人ぼっちではないことに安心する。ミツルは母の故郷であるリーディスを一目見たくなり、ヴィルと共に旅立つ。その途中、ミツルは魔獣に関する真実の一端に触れる。

第四章 予定
 リーディスに到着したミツルは、金色の髪のウィッグと「刃のないおもちゃの剣」を持った変わり者の少女として街を冒険する。一方、ヴィルはある疑念を抱き、極秘裏に行動を開始する。ミツルの変装と冒険が進む中で、ヴィルの疑念や新たな発見が物語の核心に迫る。

第五章 予定
 ウィルとミツルは疑念と真実を確かめるため、王宮への侵入を計画する。王様と謁見するミツルは、母の真実と剣の謎を知る。しかし、その直後に国を揺るがす事態が発生する。それは数え切れないほどの魔獣の群れと、それを統率する巨大な人形の魔獣だった。ミツルはこの未曾有の危機にどう立ち向かうのか、物語はクライマックスを迎える。

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回想編

ダイジェストが異能恋愛もので、毛色が正反対なところがいいです。

返信(1)

ありがとうございます。

実は過去編は別作がありまして、そっちは茉凜が主人公でした。これを美鶴視点で回想させていますので、少々分かりづらい展開になっています。