意地のお蔵入り

作者 松平眞之

[現代ドラマ・社会派]

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 自主退職か解雇か。
 斜陽産業の映画制作会社プロデューサーである俺は、二年前の春お蔵入り必至の映画撮影を会社から命じられ何とか首が繋がった。
 余命一年を宣告されたクライアント、大手パチンコチェーンの金会長からの依頼だった。
 20億円もの制作費を掛けたが、金会長の予測通り伊藤博文暗殺の真相と暗殺犯とされる安重根に纏わる映画は、日韓両国の映画配給会社から完全に拒否される。
 果たして金会長の映画撮影の意図とは、死んでも通したかった意地とは何なのか。
 日韓両国の軋轢の間で生き抜いた金会長の、命を縣けて遺したかった物とは。

ファンレター

そらまめさんへ

コメントありがとうございます。いつも感動と刺激を戴いて感謝しています。

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