セリフ詳細

2人は激しい言い争いになり、それが翌日まで続いたが、そうしている間にローマから駆けつけた教皇の手兵によりボニファティウス8世は救出された。教皇の監禁は3日間にわたり、ナポリ王カルロ2世とシチリア王フェデリーコ2世が教皇に対して暴力が振るわれていることを聞きつけて、その救出のための準備をしていたという。ボニファティウス8世は民衆の安堵と大歓声に迎えられてローマへの帰還を果たしたが、辱められた彼はこの事件に動揺し、同年10月11日、急逝した。高齢と長年の不摂生で腎臓を患っていたのが死因であるとされているが、人びとはこれを「憤死」と表現した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:教皇ボニファティウス8世(5)

作者名:Petronila

149|ファンタジー|連載中|872話|968,258文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き