セリフ詳細

シビーユの母方の叔父ジョスラン3世・ド・クルトネーは、摂政となったトリポリ伯レーモン3世を説得し、国内の貴族をティベリウスに集めて会議を行うためにエルサレムを離れさせた。そして摂政がエルサレムを離れたのを見計らって、ジョスラン3世はシビーユとギー・ド・リュジニャンをエルサレムに呼び戻した。裏切られたことに気付いたレーモン3世は、すぐにナーブルスで高等法院を招集した。オンフロワ4世を含むほぼすべてのエルサレム貴族はナーブルスに向かったが、ルノー・ド・シャティヨンだけはエルサレムに赴いた。レーモン3世についた貴族たちは、エルサレムに使者を送ってシビーユとギー・ド・リュジニャンに翻意を促し、ボードゥアン5世没後の問題を高等法院に任せるように求めた。しかしシビーユはこれを無視して、エルサレム総大司教ヘラクリウスから戴冠を受けてエルサレム女王となり、夫の頭にも王冠をかぶせた。程なくして、レーモン3世の発案により、ナーブルスの貴族たちはイザベルとオンフロワ4世をシビーユ夫妻に対する対立王に立てることにした。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:オンフロワ4世・ド・トロン(5)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き