セリフ詳細

ベッドフォード公の意向でジャンヌの異端裁判はルーアンで行われることになった。1430年12月にコーションはルーアン教会参事会からルーアン大司教(当時空席)の管轄内で裁判を行う権限を認められた。そして1431年1月にヘンリー6世の書簡でジャンヌの身柄はコーションに引き渡された。ただしこれは様々な条件付きだった。イングランド側が要求したときはいつでもジャンヌの身柄をイングランド側に返さなければならず(これによりジャンヌはこの後も教会ではなくイングランド軍の牢に繋がれた)、またもしコーションの宗教裁判が彼女に有罪判決を下さなかった場合はイングランドは独自の判断により彼女を処断することも付記されていた。要するにイングランドはコーションに有罪判決を下すよう強制していたのだった。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:ピエール・コーション(2)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き