セリフ詳細

ちょっと待ってください。ボニファティウス8世は本当にこんなこと言ったのですか?僕はユダヤ人の両親から生まれキリスト教の洗礼を受けてはいないけど、それでもこんなこと思ってはいません。キリスト教徒の中で教皇は頂点に立ち、教皇と争ったために不幸になった人は大勢います。ペドロ2世はカタリ派に味方をしたとして破門され、死後埋葬場所も別の所にされました。ハインリヒ7世は教皇にそそのかされて反乱を起こし、捕えられて王位を剥奪され、目を潰されて幽閉されています。教皇という立場になれば多くの人の運命を左右するのです。それなのにこんな考えの人間が教皇に選ばれるほどにキリスト教社会は腐敗し堕落していたなんて、許せないです。ペドロ2世やハインリヒ7世、そして理不尽な理由で異端者にされて殺された人の方がよっぽど純粋な信仰心を持っていました。それでも神は教皇に選ばれたという理由でこういう人を救うのでしょうか?

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:教皇ボニファティウス8世(6)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

1,205,705 views

スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き