セリフ詳細

1144年末にエデッサ伯領がザンギーに奪われたとの報せがヨーロッパに届くと、ルイ7世は十字軍参加に応じて2年余りを準備に費やし、1147年にベルナルドゥスの勧誘で知られる第2回十字軍に参加した。アリエノールもアキテーヌ諸侯を説得して参加者を増やし、援助と引き換えにフォントヴロー修道院など教会への寄進や特権の更新も盛んに行い資金を調達、アキテーヌ軍を引き連れ夫と共に参加した。信仰篤い上、1143年の惨劇に対する贖罪を十字軍に求めていたルイ7世に対し、アリエノールは物見遊山目的であり、王妃の随員や衣類などの荷物だけで部隊が形成された上、その護衛部隊も必要となり、進軍の多大な妨げとなっていた。こうしたことから、フランス軍がアナトリア半島でルーム・セルジューク朝軍に惨敗した原因ともなった。内実はともかく、国王夫妻はベルナルドゥスの支持を背景にシュジェールや重臣たちの反対を押し切って5月12日にサン=ドニを出発した。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:フランス王ルイ7世(5)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き