セリフ詳細

フレゼリク2世の治世における最大の対外的衝突は、1563年から1570年まで続いた北方七年戦争であった。この戦争でフレゼリクは、精神異常を来していた従兄エリク14世治めるスウェーデンの征服を試みたが、失敗に終わった。戦線は拡大し、スウェーデンによってスコーネ地方を蹂躙され、危うくノルウェーを失うところまで追い込まれるという、きわめて代償の大きい消耗戦に突入する。この戦争の間、王は自ら軍を率いて戦場に赴いたが、大した成果も挙げられず、側近の貴族達との関係まで悪化する有様であった。しかしスウェーデン国内の情勢不利が利し、王国執事官(実質上の宰相)を務める有能なペダー・オクスのデンマーク支配権の掌握によってようやく状況は安定する。戦争は、戦前の領地関係を維持するという和平締結により集結し、デンマークの面目は一応保たれたが、同時にその軍事的限界も明らかになった。

作品タイトル:アラゴン王家の亡霊たちの呟き

エピソード名:フレゼリク2世(デンマーク王)(1)

作者名:Petronila

170|ファンタジー|連載中|895話|989,062文字

ファンタジー, 過去世, スピリチュアル, 亡霊, スペイン, アラゴンの歴史

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スペイン旅行に行った時について来たらしいアラゴン王の亡霊の呟き