セリフ詳細

ヨウコとレイカは、階段を二階三階そしてさらに四階へと上がってきた。

僕はその後に続いて、ここまでスムーズに来たけど、四階は今まで見てきたフロアとは何が違っていて、異質な何かが潜んでいるようなそんな気がした。だから自然と僕の背中の毛が首筋からしっぽにかけて一直線に逆立っていた。


今いる階段から垂直に北の方へと延びる通路の先に、正体不明の何者かの気配がする気がする。だけどその正体何なのかまでは僕にもよくわからなかった。

作品タイトル:とある廃墟ビルディングにて~天国と地獄編~

エピソード名:第5話

作者名:Tadashi_Kimura

3|ホラー|完結|16話|73,203文字

オカルト, ホラー, 怪談, 黄昏症候群, 心霊スポット, 都市伝説, 村山台駅, 幽霊, 高校生, 超古代文明

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学校を終えて下校中の女子高校生二人組が、最近耳にした、女の幽霊の声が聞こえるという、とある廃墟ビルディングの噂話を口にした。一人がスマホを取り出して、その廃墟ビルを探索して撮影したオカルト系YouTuber怪異シーカーズの配信動画をみている内に、好奇心をくすぐられた彼女たちは、まっすく帰るための駅には向かわず、得体のしれない何か背中を押されたかのように、その駅からそう遠くないところにある噂の廃墟ビルディングへと向った。その場のノリで見に行ったにすぎない廃墟で彼女たちが見たものとは‥‥。

これは一般小説で書いた作品を、チャットノベル化してみたテスト作品だったのですが、楽しくなってもうこっちをメインで書いてます。あとこれは、必ずしも連続性のない『とある廃墟ビルディングにて』のシリーズ姉妹作品です。