第５話

　その日、グランプリで、優勝を果たしたシンイチとサトミだった。そして、そのまま、シンイチとサトミは、みんなと食事をした後、品川駅前のホテルで一夜を過ごした。
「今日は、最高」
「うん」
　そして、そのままシンイチは、サトミにそっとキスをした。そして、サトミは、シンイチの手をそのまま振り切ることなく、接吻をした。
「今日のコンテストを祝って？」
「まあ」
「こんなに早くするの？」
「今日は、我慢できないな」
　と言った。
　二人は、)6猫『Be Crazy For Me』を超えていた。
　シンイチは、サトミとそのまま抱き合った。
　そして、サトミの甘い匂いと柔らかい身体を抱き寄せながら、シンイチは、もう、喉がカラカラになっていた。
　サトミは、赤色のブラジャーに赤のTバックだった。
　サトミのお尻が大きいとシンイチは、思った。
　結婚して夫婦になって、そのままシンイチとサトミの間に子供が生まれた。
　子供は、蒼汰と名付けた。
　蒼汰は、京都から東京に住んでいるサトミの両親が、孫の面倒を見ていた。また、シンイチの両親も、蒼汰を観ていた。
　一方、夫婦になって、それで音楽グループを、シンイチとサトミは、作った。
　グループ名は、「music share with you」だった。
　そして、シンイチとサトミは、二人で、YouTubeを使って、動画配信サービスをしてみたり、または、地方へ巡業に向かっていた。
　また、音楽に縁も所縁ももない農村へ出かけた。
　ロックやポップス、KPOPや演歌、童謡まで歌っていた。
　彼らは、いきものがかりやミスチルほどの大きなロックバンドではなかったのだが。そして、シンイチとサトミは、シンイチの両親の故郷の埼玉県川越市に小さなコミュニティを作った。そこで、サトミは、カフェを切り盛りしながら、また、シンイチは、音楽を教えながら、笑って生きていた、たくましく。
　コミュニティを作って、儲けは少ないが、楽しい毎日を過ごしていたのだそうだ。＜完＞