1 SDGsって、どんなもの?

文字数 867文字

最近よく聞くSDGs(持続可能な開発目標(サステナブル・ディベロップメント・ゴールズ))は、
世界のほとんどの国々が入る国際連合(国連)の、
2016~2030年における国際的な総合政策です。
具体的には、どんなものなのでしょうか?

私的文明論〝文明の星〟理論(仮説)により、
読み解いていきたいと思います。

政策とは、人々がどうすべきかにつき、
争いがあり、または起きそうなときに、
どうすべきかを決めて争いを解決、予防する、
社会的な意思決定です。

国営事業など特定のことを行う時も、
社会のために必要という公益上の理由から、
今は政府がそれをすべきだと決めたからで、
その本質は意思決定にあります。

総合政策とは、技術の開発・利用や
産業振興、社会福祉、教育・保健といった
特定分野の政策ではなく、
それら全てを集めた政策です。

国際的な総合政策というのは、
国や地方自治体が行うような総合政策を、
時代の変化に応じて、世界中の国々で、
企業や個人と共に行うという意味です。

開発(Development)は発展とも(やく)せるので、
〝発展〟し続けるための目標、ともいえます。
技術、経済、社会や政策自体の全てを含む、
〝文明〟全体の発展を目指すのだと思います。

SDGsの目標は全部で17個あり、
さらに細かく見ると169項目もあるので、
ここでは簡単に〝5Ps(ファイブピーズ)〟といわれる
5つの要素で内容を見てみます。

Planet(プラネット/地球=環境)は
環境の持続可能性をさし、
資源枯渇(こかつ)や環境破壊を防ぐことです。

Prosperity(プロスペリティー/繁栄)は
経済の持続可能性であり、
産業発展や生活向上が続いていくことです。

People(ピープル/人々)は社会の持続可能性、
困った時は助け合い、困らぬように高め合う、
社会的な相互扶助(そうごふじょ)や健康・教育です。

Peace(ピース/平和)と
Partnership(パートナーシップ/協働)は、
政策の持続可能性すなわち、世界各国が一緒に、
国だけでなく自治体、企業など団体や、個人も含めて、
みんなで政策を決め、実現していくことです。

これからは、それら全てを考えなければ
文明が続かない、というわけなのでしょう。
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