第17話

文字数 185文字

朝、目が覚めると
私の首には首輪をされ、その先にには長いチェーン、チェーンはベッドの足に繋がれていた。

「健志さん……」
私が彼の名前を呼ぶと彼は優しく微笑み
そして、頭を撫でられた。
それは、優しく愛しむように

「優さんは、いつまでもここに居るんだよ」

「健志さん……」

「僕が君を海で拾ったんだ」

「健志さん……」

「大丈夫、甘えていいんだよ。泣いていいんだよ」

その言葉を聞いて震える。
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