1、かみんVS触手とTS! 現れたダブルゲスト!

文字数 5,842文字

3月22日  20時00分開始予定


こんにちは。

漫画家の森脇かみんです。

今回も私主催で漫画家さんをゲストにお呼びし、お話を聞いていきたいと思います。

第五回目のゲストは「有一九」先生、「森下真央」先生です。


よろしくお付き合いください。

本日 20時より開始

パネリストへの質問は21時より 可能となります

皆様、よろしくお願い致します。
時間になりましたね。今回はダブルゲストで緊張しますが、始めさせていただきます。


「かみんの部屋」司会進行を務めさせていただきます。
森脇かみんです。
みなさま、よろしくおつきあいくださいませ。

今回のゲスト、まずお一人目!

有一九(ありいち きゅう)先生


BookLive!オリジナルマンガレーベル「NINO」にて


「その薬は私の血肉で出来ている」

を連載中です。

ご紹介、ありがとうございます!!

有一 九(またの名を「触手おじさん」)と申します!!

今日はよろしくお願いいたします!!

有一先生、本日はよろしくお願いいたします。
さらに、今回はもうお一方!
森下真央(もりした まお)先生

同じくBookLive!オリジナルマンガレーベル「NINO」にて


「ただし俺はヒロインとして」

を連載中ですよ。

わ~真央先生!

面白いコメント期待してます!!

うわ最悪だ!( ゚д゚) 無茶ぶり来た!

面白いこと……!?
はじめまして森下真央と申します(((( ;゚Д゚)))

今日はヒロインとしてやってきました!

「ただし真央はヒロインとして!」

無茶振りしてドンドン絡んでいく触手です。

真央先生が枠付きに…!?
いかんアイコン間違えた! これフェイスブックのやつだ……!
枠はずしました!( ゚д゚)

さっそく緊張しております! 変な汗出てきた!

いいんですよ。そんなに緊張されなくても、リラックスしていつもの森下先生でやっていただければ。(生暖かい目で)
(((( ;゚Д゚)))
さて、では、ちょっと遅くなりましたが、お二人のプロフィールからよろしくお願いいたします。まずは有一先生から。

はい!早々に妙な展開になってしまいましたが…

わたくし、有一 九(ありいち きゅう)と申します。

主に同人活動をしつつ、商業では成人向けのWEB漫画を連載してます。またムック本のイラストなども手がけていたり。

現在BookLive!オリジナルマンガレーベル「NINO」にて『その薬は私の血肉で出来ている』を連載中です!

…別名「触手おじさん」です。気軽に絡んでください!!

別名も名乗っとる!
有一先生、前からお聞きしたかったんですけど、何故「触手おじさん」なんですか?
触手は「浪漫」ですから……
(……答えになっていない?!)

で、では、森下先生もプロフィールお願いしていいですか?

はじめまして! 森下真央と申します!

男の子が女の子になっちゃうような漫画をよく描いております!


有一先生と同じく、

現在BookLive! オリジナルマンガレーベル「NINO」にて

『ただし俺はヒロインとして』を連載させていただいております!


波が来てるぜ……NINO……!

乗るしかない、そのビッグウェーブに!!(←ちょっと乗り損なっている人)

森下先生の描く、男の子が女の子になっちゃうようなジャンルの作品をTSって呼ぶんですが、ちょっとだけTSについて説明していただいてもいいですか?
TSとは「浪漫」ですよ……!!
(だから、説明になってない。なんなんだ、この二人は。仲良しさんか!)

ええっと、浪漫ですか。

浪漫だけではわからないかと思いますので、
具体的にしっかり説明したいと思ったんですが、

それだと朝になってしまう……!

詳しくは……?
(リンク貼るのへたくそか!)
以前、架神恭介先生がインタビューされたTS記事ですね。
あれは勉強になりました。気になる方は上のリンクから飛んでください。
では、もう少しつっこんでお話をお聞きしたいんですけれども、有一先生は同人誌、男性向け成人漫画をやりつつ、現在一般誌で連載していらっしゃいますよね。そこに至る経緯などお教え願えればと思うのですが。
はい!では簡単に…

元々は商業を目指して普通の漫画を描いておりまして、そんな中「COMITIA」というイベントの存在を知り、オリジナルで同人誌を出すようになったのです。

そこには「出張編集部」というものが開催されておりまして、描いた漫画を色んな出版社さんに見て頂いてたんですが、とある編集部の方に


「…君はえっちなお姉さんを描いた方がいい」


と言われまして、気がついたら成人向けのエロ漫画ばっかり描くようになってました。

おお、それぼくもコミティアの編集部でイマジナリー編集者に言われました!
「えっちな漫画を描いてみたらどうですか? 練習になりますよ」と。
コミティア、やはり熱いですね! そして、イマジナリー編集者は清水しの先生の専売特許ですよ! 詳しくは座談会第3回参照!

それからお声かけ頂いた所で携帯コミックの連載をしたり、同人誌を出したり、イベントで見てもらったりを繰り返し、

おかげさまでムック本の挿絵のお仕事も頂いたりして、ボチボチ商業活動もしておりました。

そんな中、以前から交流のありました真央先生に「こんな話があんねんけど…一般向けで連載とか…どや?」とお話を伺い、

現在の一般向け連載に繋がった…という按配です。

関西弁!!( ゚д゚)
おおー、森下先生からのお話だったわけですね。
その森下先生はどういう経緯でNINOに描かれることになったんでしょうか?

21時を過ぎました。ここからは視聴されている皆様からの質問も受け付けます。何かご質問ありましたら、書き込みよろしくお願い致します。


そうですね。
実は以前から知ってた編集の方がNINOで働くことになって、

そこで描く作家を探していたらしく

一緒にやりませんかと声をかけてもらいました。

あ、なるほど。作家を探してらしたので、有一さんも紹介されたんですね。

編集さんは作家さんを探してらして

一方で有一さんは一般向けで描きたいと思っていたらしいので

せっかくなのでご紹介させていただきました。

一緒にやろうぜ! 的な。

ご縁って本当に大切です…ありがとうございます!
ほんとうですね。私が所属している東京ネームタンク漫画新連載研究会でも、コネの大切さはいつも話しにでますので、これを見られている皆様も、ささいなことでもいいので、コネをつくっていっていただきたいものですね。
ところで、森下先生は出張編集部で
>「えっちな漫画を描いてみたらどうですか? 練習になりますよ」と。
と言われたそうですが、そこからTS作品を描くに至ったのはどうしてなんでしょうか?
もともと、そちらに興味がおありだったんです?
森下先生、有一触手おじさん先生、森脇先生お疲れ様です。


興味深くダブル対談視聴させて頂いております。鮭夫と申します。


今回のゲストのお二人とも、今までコミティアなどの同人誌でも、商業でも活動されていらっしゃったそうですが、商業、同人で特に感じる違いなどありましたらお聞きしたいです。


難しいようでしたら、特に好きなTSシチュか、特に好きな触手の形態を教えて下さい。


はじめてコミティアの出張編集部に行ったときに

どこの雑誌だったかもう忘れてしまったんですけど

「ヒロインがかわいくないよね、

えっちな漫画を描いてみたら練習になるよ」と言われたんですよ。


で、えっちなマンガ……?

じゃあ男の子が女の子になるとかどうだろう! と。

まぁ当然の流れですよね。

はい!有一触手おじさんQです!鮭鰤鮪夫先生、ご質問ありがとうございます!!


>商業、同人で特に感じる違いなどありましたらお聞きしたいです。

とのことですが、やはり一番大きいというか重要なのは「どこまで自分の趣味を押し出したらいいか」のさじ加減ですね。

同人誌だとやりすぎても何もいわれませんが、商業となると「楽しんでもらうためのライン」がありますから…その辺りの按配は気を遣っています。

有一先生は鮭夫先生の元アシスタントさんだから、阿吽の呼吸ですねw

お疲れ様です

有一九先生はじめまして、たくじと申します

かみん先生と森下先生はいつもまして!


なるほどイマジナリー編集さんに言われたのですね

確かにエロ漫画は「絵」と「画」の間に「浪漫」を挟んでると聞いたことがある


では早速質問です、お二人は触手とTSに浪漫を感じてる様ですが

それは最初からあったのでしょうか?

それとも何本か漫画を描いてる間に見つけていったのでしょうか?

お答えいただけると嬉しいです


鮭夫先生ご質問ありがとうございます!


>商業、同人で特に感じる違いなどありましたらお聞きしたいです。

どうですかね……?

ぼくはデビュー前は同人で発表した漫画を持ち込んだりしてたし

結局同人作品でスカウトされて連載デビューさせていただいたんで

描いてるもの自体はそんなに変わっていないかもしれません。


でも、自分だけで全部考える同人作品より

ネタ出しやネーム段階で担当さんに相談に乗ってもらえる商業作品は

自分だけじゃ思いつかない展開やキャラを出したりできるので

作品の幅が広がる気がします。


ちなみに好きなシチュは、

TSっ娘が女の子らしい振る舞いを強要されることです!

たくじ先生はじめまして!ご質問ありがとうございます!!浪漫~!!


>お二人は触手とTSに浪漫を感じてる様ですが

それは最初からあったのでしょうか?

それとも何本か漫画を描いてる間に見つけていったのでしょうか?

とのご質問ですが…実は…元々「人間と人間じゃない」組み合わせが好きで、持ち込んでいた一般漫画も全部そんなジャンルの漫画ばかりでした。なので、最初から人間じゃないものに惹かれていた部分はあったようです。

それがエロ漫画に流れていったらこうなっておりました。


まぁ当然の流れですよね。

たくじ先生ご質問ありがとうございます!


>確かにエロ漫画は「絵」と「画」の間に「浪漫」を挟んでると聞いたことがある


めっちゃ上手いこと言われて全部持って行かれた……!( ゚д゚)


>TSに浪漫を感じてる様ですが

>それは最初からあったのでしょうか?

>それとも何本か漫画を描いてる間に見つけていったのでしょうか?


子供の頃に

「らんま1/2」というアニメが始まる! という予告を見て

エラく食いついたのが始めではあるんですが、

らんまに性癖くるわされたのか、

そんなに食いついたということは何か素質があったのか

まぁおそらく両方なんだろうと思います。


ただ、ちょっと好き、興味ある、くらいだったのが

描いてるうちにドンドン魅力に目覚めていったというか

沼にハマっていった感はありますね( ゚д゚)

森下先生、有一先生、森脇先生お疲れさまです。


清水と申します。


お話聞いていて、編集さんや作家さんとのご縁は本当に大事だな~と再確認しておりました!


イマジナリー編集者はどこにでもいる…。




質問たくじ先生と若干被りますが、インタビュー記事に答えたり、お名前にジャンル名を入れたりと、作家の個性としてお好きなジャンルを主張し出したのは、いつぐらいからなのでしょうか?また、主張することで得したこと損したことなどありますか?

ご回答ありがとうございます。


お二方とも変態だということは知っていましたが、


読者を意識して趣味を押し出すことのセーブ、

一方で、編集に相談して幅が広がるという、どっちも有りえて対照的な面を聞けて面白かったです。



清水先生、ご質問ありがとうございます!!


>インタビュー記事に答えたり、お名前にジャンル名を入れたりと、作家の個性としてお好きなジャンルを主張し出したのは、いつぐらいからなのでしょうか?また、主張することで得したこと損したことなどありますか?

とのご質問ですが、いつ頃から「触手おじさん」なんてふざけた二つ名を使い始めたのか…自分でもよく覚えていないレベルで馴染んでしまっております。

ただ作家名よりも「有一って誰?あぁ触手の人か!」と思い出して貰えるような…「あのジャンルといえばあの人が浮かぶ」みたいに覚えてもらいたいと思っている所もあって、PNよりも「触手おじさん」と名乗ることが多いです。

おかげさまで読者様にも気軽に「おじさん!」と呼んでもらえて嬉しかったりします!!

清水先生、ご質問ありがとうございます!

イマジナリー編集者、ぼくのところにも来ました!(←妖怪のように)


>インタビュー記事に答えたり、お名前にジャンル名を入れたりと、

>作家の個性としてお好きなジャンルを主張し出したのは、

>いつぐらいからなのでしょうか?


ぼくの場合、とくに同人活動時代は

TSジャンルだけをメインに活動していたというつもりじゃなかったんですが

一度描いたときに、TSファンの方々から

またこういう話描いてください! というメールやコメントをいただきまして。

まぁじゃあまた何か思いついたら描きますね、と返事をしていたんですが

すっかり沼にハマってしまったのか

気づいたらネタをガシガシ思いついてしまって、

いつの間にかTSメインで活動してるみたいなことになっていました。

そのまま今に至る……という感じで!



>主張することで得したこと損したことなどありますか?


得したこと、かどうかわかりませんが、

最近は編集さんの方から何かTSモノでいいネタとかないですか?

とか言われるようになってきました。

ありがたいことです。


損したことは、

いいTS作品を読んだときに、

なぜぼくはこんなすごいネタを思いつけなかったんだ! って

どこか素直に楽しめない部分があるところでしょうか。

>鮭夫先生

>お二方とも変態だということは知っていましたが


誰が変態だコラ( ゚д゚)

お二人共ご回答ありがとうございましたー!!

やはり素養って大事ですね、それとそれを気づかせてくれる

イマジナリー編集さんや縁も大事にしていきたいと

改めて感じました


一気にたくさんの質問がきましたね。お二方、興味深いお答え有難うございました。
解答の中でこちらがお聞きしたかった話もでてきて、とてもありがたかったです。
いい頃合ですので、本日はここで締めようと思います。
分量的にも次のエピソードに移りましょうか。
おふたりとも、明日もよろしくお願いいたします。
お疲れ様でした~!こちらこそありがとうございます!!

明日もよろしくお願いいたします!!ニョロリ!!

お疲れ様でした!

また明日もよろしくお願いいたします!

以降の質問や、回答へのコメントなどは次のエピソードでお願い致します。

ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。
※本コラボは完結済みです。

登場人物紹介

森脇かみん


漫画家。『東京ネームタンク』ネーム相談講師。


web、アプリ漫画「サイコミ」にて医療漫画「サブカルメディカル」でデビュー、連載。

連載終了後は企業案件漫画など。その他、漫画連載を企画中。

某医大医学部を中退し、漫画家になるため上京した過去を持つ。

医療知識があるので、その方面の質問に応えることもある程度可能。

日本シャーロック・ホームズ・クラブに所属する程度にミステリ好き。

有一 九(ありいち きゅう)
漫画家。

主に同人活動をしつつ、商業では成人向けのWEB漫画を連載。またムック本のイラストなども製作している。
現在BookLive!オリジナルマンガレーベル「NINO」にて

『その薬は私の血肉で出来ている』を連載中。
一般向けの連載は本作が初となる。
別名「触手おじさん」。

森下真央(もりしたまお)

漫画家。 


2011年に竹書房まんがライフMOMO読み切り「とらんしすた」にてデビュー。 その後同人活動中にスカウトされ、 2013年から2015年まで講談社イブニングにて「幼なじみは女の子になぁれ」を連載。 2017年には再びまんがライフMOMOにてゲスト読み切り「ルミアとジュリエッタ」を発表。

2018年3月からBookLive NINOにて

『ただし俺はヒロインとして』連載開始。


ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色