2、フェチとキャラクター

文字数 5,017文字

2日目以降の質問、1日目の質問へのお礼などはこちらにお願いします。


23日の座談会のメイン会場もこちらになります。


20時からスタートです

ご回答ありがとうございます。


やっぱり得意なジャンルを主張することで、覚えてもらえるというのは大きいですね。

しかし、自分はこれが得意!大好き!と早々にはっきり自覚できる時点で、常人とは違う気がします。

たぶん普通は自分の好きなものをそこまではっきりわからないものではないでしょうか。

それも才能なのだな~と改めて再認識しました!

清水先生、ありがとうございます!!

ただのこじらせた変態なだけなのに…なんだか見出していただけて嬉しいです!!

ありがとうございます!!

わぁ清水先生コメントありがとうございます!

>しかし、自分はこれが得意!大好き!と早々にはっきり自覚できる時点で、

>常人とは違う気がします。


いやぁ、読み手としてわりと好きだなと思ってたものを

描いてるうちにズブズブと、どんどん好きになってしまったので

これ好きです! って言っちゃっていいんじゃね? くらいのものでして

そんなたいしたものではないです!

でもありがとうございます!


最近では、描いているとそもそも好きになっていくのかもな、と

ちょっと思っております。



では20時になりましたので、今日も始めさせていただきます。
両先生よろしくお願いします。
こちらこそ、よろしくお願いいたします!!

今日も楽しみにしておりました~!!

よろしくお願いします!
おおっ?! う、うそでしょ? 

森下先生が女の子になってる~?!

美少女まみれの座談会が始まりましたね!!ただし中身は

(メッセージはここで途切れている

いやぁ、今日はヒロインとしてやってきたので……

って、し……死んでルッ!!( ゚д゚)

大丈夫! まだ息があります! メディーック!!
わたしは しょうきに もどった
では、昨日はお二方のプロフィールからフェチについてお話をお聞きしたんですが、そこから、今回はフェチとキャラクターについてお話をお聞きしたいと思います。
お二方とも魅力的なキャラクターを作られておりますが、そこにどのようにフェチズムを入れているのか、また創作にあたって気をつけていることなどありましたらお教えください。
>どのようにフェチズムを入れているのか、また創作にあたって気をつけていることなどありましたらお教えください。


はい、ではわたしから…

先に「創作にあたって気をつけていること」については先日の鮭夫先生から頂いた質問にも返答させてもらった「自分の趣味を押し出しすぎない」という部分です。これに尽きます。つい好きでやりすぎてしまってドン引かれるので……。

そしてキャラクターに持たせるフェチズムについてですが…


Don't think. Feel……


です。すみません本能のままに描いたものがこれです。

ふむふむ……!(←有一さんの話を聞きに回っている)
趣味を出しすぎないという按配は、なかなかに難しいと思うのですが、そのさじ加減ってどのように学ばれたんでしょうか?
長く同人誌を出してきた事もありまして、直接読者さんの反応を見たり、持ち込み先の編集部さんに苦笑いされたり、後はズバッと「これはやりすぎ」とご意見いただいたりしてきた経験で……何度も転んでは這いずり回って立ち上がってきました。
(少年漫画の主人公のようだ)
ご苦労されたんですね。

でも、触手は感覚なんですねw

色々な反応はありますが、どれも貴重でためになるものだと思ってます!


触手には脳みそが無いので…触れるもの皆全て巻きついて生き延びてきました!
さ、さすがは触手おじさん……。
では、森下先生はいかがですか?

>魅力的なキャラクターを作られておりますが、


おおぅ、ちゃんと魅力的に描けてますかね?( ゚д゚)

そう言っていただけるとうれしいですが、自信がない……!

(無自覚系ヒロイン…!!

ホントにヒロイン扱いになってる……!( ゚д゚)


>そこにどのようにフェチズムを入れているのか


キャラクターを作ってそこにフェチを入れているというよりは

フェチを描くためにキャラクターを描いてる感じがあるかもしれません。


この作品ではこういうこと(フェチ?)をやりたい!

というのがまず先にあって

それに合わせたキャラクターが生まれてくる気がしています。

生まれてくるんですね! 例えばどういう?

たとえば、ぼくの前作の「幼なじみは女の子になぁれ」では

「男に戻っても、何度も女の子に変身させられる」

というのをやりたかったので


なら主人公は女の子になりたくない男の子でなければダメだな、と。


なるほど。略称「おさなぁれ」ですね。

で、そこから

魔法を解いて男に戻る主人公 VS

主人公を魔法で女の子に変身させたい妖精 という図式が生まれて……。

じゃあ決めゼリフは「俺は男だ!」だよなー、みたいな。

そういう形でキャラクターを考えられているんですね。
あ、でもこれ理屈で考えてるんじゃなくて

やりたいネタを思いついた流れで

そのままどこかからズルズルと出てくる感じですね。

ここがうまく行くと自分的に描きやすい作品になります。

森下先生も感覚だったーっ?!
軽やかにハイタッチ!!
イェーイ! (`・ω・´)ノ 
なかよしか!
いいえ、花とゆめ派です!
おじさん、ステイ、ステイ!

(はあ、はあ)

では、気持ちを切り替えて、森下先生のお答えの中でキャラを作る際に気をつけていることについては言及なさっておりませんが、ございますか?

気をつけていること……?

いやぁ、感覚で作っているんで何も気をつけてない……のか……?

たとえば、おさなぁれで女の子になった主人公が

女子テニス部に頼まれて試合に出るという回があったんですが、

それを描いてみて、ああコイツ頼まれると断れないキャラなんだなーってわかってきたり、みたいな。

おぉ~!「キャラクターが勝手に動いた」というやつですね!

ぼくの場合、キャラが動くというか

やりたいことや話の大筋だけ考えておいて、

キャラにほら動け! というスタイルで話考えてるフシがありますね。

脳内で動いてもらってそれをメモっていく感じです。

ちゃんと考えてらっしゃるじゃないですか! そういうのですよ、そういうの!
おおお、ちゃんと考えられてましたか! よかった!

やったぜ!

まぁ逆にキャラが動いてくれないことにはネームができないんですが……(((( ;゚Д゚)))

まあ、でも大御所の先生でも、キャラが動かないから描けない、みたいな話は聞いたことがありますので、森下先生もそういうタイプなんですね。
いままでのゲストはあまりいらっしゃらなかったタイプなので、お話を聞いているとおもしろいです。
そんなたいしたもんじゃないですけど(((( ;゚Д゚)))
「森下真央 脳内劇場」!!
劇場!?( ゚д゚)


あっでも冗談じゃなくて、ホントにそんな感じでネーム考えてる気がしますね。

脳内でキャラクターに会話させてる感じです。

森下先生ありがとうございます。

ところで、話はちょっと昨日の件に戻るのですけれど、有一先生がたくじ先生におっしゃっていた話で、

>元々「人間と人間じゃない」組み合わせが好きで、持ち込んでいた一般漫画も全部そんなジャンルの漫画ばかりでした。なので、最初から人間じゃないものに惹かれていた部分はあったようです。


とありましたが、それについてもう少し詳しくお聞きしてもいいですか?

森脇先生、森下先生、いつも新連載研究会等でお世話になっております。

有一先生、はじめまして!

地由と申します。

今回の座談会、いつもに増してテンポ良いお三方のかけ合いをとても面白く拝見しております。


有一先生・森下先生に質問です。

お二方の作品から溢れ出るフェチズムへの強いこだわり……

それが読者に伝わる表現になっていることを拝見すると、作劇や作画にとても気を配ってらっしゃるのだろうと思います。

そこで、お二方が作劇または作画面で、これだけは!と特に気にしていらっしゃることを一つ挙げていただくとしたら何になるのか、お伺いできますでしょうか?

はじめまして地由さん、ご質問ありがとうございます!!


>作劇または作画面で、これだけは!と特に気にしていらっしゃることを一つ挙げていただくとしたら何になるのか、お伺いできますでしょうか?


そうですね…だいぶ感覚に頼って漫画を描いているので、中々言語化が難しいのですが…

作品の中で「この作品のキモ」になる絵を一個でも描ける様に心がけています。

わたしなら「気持ち悪い触手!」とか「可愛い女の子!」とか、一つでもいいので、読者さんが読んで漫画の顔に思い出してもらえるシーンが一個でも描けていたら嬉しいです!

地由さんいつもお世話になっております!

質問ありがとうございます!


>作劇または作画面で、これだけは!と特に気にしていらっしゃることを一つ挙げていただくとしたら何になるのか、お伺いできますでしょうか?


そうですね……、何かいろいろ無意識にこだわってるとは

思うんですが……何こだわってるかな……?( ゚д゚)


やっぱりどうせならヒロインは可愛く描きたいと思ってますかね!?

恥じらいの表情が個人的に好みなので

そこはつい気合入っちゃいますね!

ではかみん先生のご質問に戻って…


>元々「人間と人間じゃない」組み合わせが好きで、持ち込んでいた一般漫画も全部そんなジャンルの漫画ばかりでした。なので、最初から人間じゃないものに惹かれていた部分はあったようです。


とありましたが、それについてもう少し詳しくお聞きしてもいいですか?


触手が芽生えた秘密…知りたいですか?(やめなさい

どちらかというと、ジャンルが好きというよりも「人間と人間じゃないものが絡む世界」が好きな「世界萌え」タイプのようでして…。

自分で描こうと思ったのも「こんな世界、面白いんじゃない?」という世界観妄想が触手を突き動かした結果です。

世界萌えなんですね。なるほどです。

ああー……、そう考えてみるとぼくはきっと

シチュエーション萌えの人なんですね。なるほど。

ご回答ありがとうございます!

まさかお二方とも、強いこだわりを持ったうえで、感覚で描いていらっしゃるとは……!!


>作品の中で「この作品のキモ」になる絵を一個でも描ける様に心がけています。

わたしなら「気持ち悪い触手!」とか「可愛い女の子!」とか、一つでもいいので、読者さんが読んで漫画の顔に思い出してもらえるシーンが一個でも描けていたら嬉しいです!


>やっぱりどうせならヒロインは可愛く描きたいと思ってますかね!?

恥じらいの表情が個人的に好みなので

そこはつい気合入っちゃいますね!


有一先生の可愛い女の子や、森下先生のヒロインの恥じらいの表情など、強いこだわりを持って描いていらっしゃる部分だから、読んでいて印象に残るのですね…!

無意識のこだわりは強い!

>有一先生の可愛い女の子や、森下先生のヒロインの恥じらいの表情など、強いこだわりを持って描いていらっしゃる部分だから、読んでいて印象に残るのですね…!


無意識のこだわりは強い!


ありがとうございます!!精一杯表現できるように頑張ります!!

地由さんありがとうございます!


>無意識のこだわりは強い!

そう言ってもらえると、ぼくテキトーに描いてるわけじゃなかったんだ! とちょっと安心できました!

ちょうど地由さんのお礼のところにありましたが、無意識での萌えは上手く作用すると、読者の心に刺さりますよね。おそらくですけれど、自分が一番萌えるところに、気づかないまま力を入れてしまうこともあるんでしょうね。
計算でなく、それができていることの強みをしっかりお二人が生かしていらっしゃるのは、私としてはとても不思議で、エキサイティングです!
相手のゴールにシュゥゥゥゥ!!!!

超エキサイティィィン!!!

バトルドームじゃねぇか!!!( ゚д゚)
今時の人は、バトルドーム知らないんですよ!
ああ、綺麗にまとまると思ったのに……。
そんなこんなで、本日の座談会はお開きにさせていただきます。
続きは

明日23日の午前10時から再開いたします

のでよろしくお願い致します。
当初の予定と開始時間、終了時間が変更になっております。
お間違えなきよう。


それまでも、

質問など随時受け付けておりますので皆様よろしくお願い致します。

このエピソードはここで閉じて最終日はつぎのエピソードで行います。
質問等もそちらでお願い致します。


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)
※これは自由参加コラボです。誰でも書き込むことができます。

※コラボに参加するためにはログインが必要です。ログイン後にセリフを投稿できます。
※本コラボは完結済みです。

登場人物紹介

森脇かみん


漫画家。『東京ネームタンク』ネーム相談講師。


web、アプリ漫画「サイコミ」にて医療漫画「サブカルメディカル」でデビュー、連載。

連載終了後は企業案件漫画など。その他、漫画連載を企画中。

某医大医学部を中退し、漫画家になるため上京した過去を持つ。

医療知識があるので、その方面の質問に応えることもある程度可能。

日本シャーロック・ホームズ・クラブに所属する程度にミステリ好き。

有一 九(ありいち きゅう)
漫画家。

主に同人活動をしつつ、商業では成人向けのWEB漫画を連載。またムック本のイラストなども製作している。
現在BookLive!オリジナルマンガレーベル「NINO」にて

『その薬は私の血肉で出来ている』を連載中。
一般向けの連載は本作が初となる。
別名「触手おじさん」。

森下真央(もりしたまお)

漫画家。 


2011年に竹書房まんがライフMOMO読み切り「とらんしすた」にてデビュー。 その後同人活動中にスカウトされ、 2013年から2015年まで講談社イブニングにて「幼なじみは女の子になぁれ」を連載。 2017年には再びまんがライフMOMOにてゲスト読み切り「ルミアとジュリエッタ」を発表。

2018年3月からBookLive NINOにて

『ただし俺はヒロインとして』連載開始。


ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色