第４話

先日、台湾式足つぼとマッサージをやっていらっしゃるという方からご相談をいただきましたの。
お店のブログに掲載する記事（週1更新の月に4記事）がご希望らしくてよ。
ただ、

「できるだけコストを押さえたいと思ってます」

とおっしゃるの。
そうおっしゃられると、わたくしもご予算をお尋ねするしかありませんわ。
お伺いした内容だとどう考えても、1記事あたりがXX円になってしまいますの。
「1記事あたりどれくらいのご予算でお考えですか？」とお尋ねしましたのよ。
そうしましたら、

「YY円くらいでお願いしたいのですが、可能でしょうか？」

とおっしゃいましたの。
わたくしの想定していたXX円よりもお高いYY円でお考えだということで、わたくしも「ああ、きちんと料金プランをきちんとご覧になっているのね。さすがですわ」と思いましたわ。
それで、わたくし「1記事あたりXX円で、週に1回更新の月4記事でしたらXX円×4記事で合計がZZ円のお見積りになります」とお伝えしましたの。
そうしましたらね、

「週に1回の合計4記事をYY円でお願いしたいのですが可能でしょうか？」

とおっしゃいますのよ。
ふふふ、わかりにくいですわよね。
はしたないですけども、具体的な金額でお伝えしますと「3万2000円を1万円にしてほしい」と言われましたの。
わたくしは1記事あたりのご予算をお伺いしましたけど、それに対してお相手は4記事合計でのご予算をお答えになっていたわけですわ。
意味がわかりませんわ！
そもそもわたくし、「お値引き交渉はご遠慮ください」と明確に大きく記載しておりますのよ。
それに加えて、サービス提供にあたっての最低単価を下回るようなご相談はそもそも規約違反ですの。
その旨をお伝えしましたらね、何てお返事をいただいたと思いますかしら？

「ありがとうございます。承知しました。お安くするためには、○○を○○すればよろしかったでしょうか？」

ご遠慮くださいと記載していることを堂々とおやりになって、規約違反まで犯していらっしゃるわけですわよね。
わたくしだったら恥ずかしくて顔から火が出そうになりながら、まずは丁寧に謝罪いたしますわ。
謝罪もなく、この期に及んでお安くするためにどうすればいいかを問われるなんて……わたくし、予想もしておりませんでしたわ。
しかも、お安くするために……とおっしゃられた内容も規約違反ですのよ。

厚顔無恥で、厚かましいにもほどがございますわ。
台湾式足つぼとマッサージをやっていらっしゃる方が健康のために情報発信をしたいということでしたけども、逆にメンタルから追い込んで体をメンテナンスするという新手の詐欺なのかしら？と思ってしまいましたわ。