第12話

文字数 448文字

先日、リライトのご相談を受けましたの。
クラウドファンディングに使う文章とのことでしたわ。
「データを添付するから確認して」というスタンスのお方でしたけども、わたくしにお尋ねになりたかったことはただの1点だけでしたの。

「最短でいつになりますか?」

もちろん、納期をいち早く知りたいというお気持ちはよくわかりますわ。
でも、文字数によりますわよね?
それでわたくし、文字数についてお尋ねしましたの。

「文字数によって納期も変わってまいりますので、ご希望の仕上がり文字数や目安をお伺いできますか?お見積りも文字数をお伺いしてから算出しております」

そうしましたらね、何てお答えになったと思います?

「納期と見積りをお願いします」

意地でも文字数はお答えにならないんですのよ。
「特に希望はありません」「文字数は特に決めていません」の一言でもあれば印象もだいぶ違ったのではないかと思いますけども、わたくし、こういう風に質問にお答えいただけない方ですとうんざりしてしまいますのよ。
ええ、もちろんお断りさせていただきましたわ。
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