スプラッター!セラキュア

文字数 469文字

改めて他社成功作品を参考に分析し「そうか! 魔法の国から妖精が来て、普通の少女を〈魔法戦士〉にしてあげるパターンが王道なのか!」と、ようやく気づく。

そこで『〈魔界〉から宅急便で送られて来た生き人形〈ちゃっきー〉がホラー同好会の女子中学生を〈セラジェイソン〉〈セラフレディ〉へと変身させる』という設定となった(後期には〈セラレザーフェイス〉〈セラブギーマン〉が加わる)。

彼女達が魔界眼鏡〈ゼイリブグラス〉を通して日常光景を覗き見ると〝人間に化けている〈魔物〉〟が駅前や商店街にウジャウジャ見つかる……。
それをナタやチェーンソーで問答無用に斬殺成敗していく痛快アクション性への特化が本作最大の特徴。
奇襲を受けた〈魔物〉達は戦慄に逃げ惑うが、泣こうが喚こうが容赦なく斬殺していく阿鼻叫喚の地獄絵図が毎週繰り広げられた。

最終回では、主人公達が『連続大量殺人通り魔犯』として逮捕されるという衝撃的なオチとなり、トラウマと化した女児が日本全国で多発。

本作失敗の要因は、制作側が〈魔法の国〉と〈魔界〉の違いを把握せず混同していた事にあると評されている。
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