第5話

文字数 514文字

私は頭の中にあるその宇宙人の意識を辿り彼を訪ねた。宇宙人はしばらくは驚いていたが、状況を悟りターゲットにぶつかってしまい情報が漏洩したことを冷静に悟り話を進めた。そして尚且つなぜこの計画が実行されたか快く話してくれた。宇宙人の祖母は地球人で昔ある男に恋をしていたそうだ。祖母たちは愛し合っていたがある日大きなすれ違いがありその人と喧嘩ばかりを繰り返し好きだったが別れてしまった。それから程なくして地球人の祖母は田舎でキャンプか知らないが原っぱで大の字で寝ていると宇宙人がやってきて彼女を攫い、地球とよく似た惑星に住むことになった。彼女はそこで別の惑星の男のような異なる性の生き物と婚姻のようなものを交わし暮らした。しかし地球での元カレに対する復讐を忘れたことがなかったそうだ。全く恐ろしい生き物である。そして技術の進歩を見計らい孫を使い元カレの子孫である私に引導を渡すこととなった。とんだとバッチリである。あとで祖父を詰めるのと振られた勢いの1人やけ酒をしなければ気が済まない。
 それにしてもN子は綺麗だったな。祖母も同じ容姿なのかなと気になるとともに祖父と同じ恋愛を味わった(味わされた)感覚をまだ理解できず立ち尽くしていた。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み