終章 そしてつながる

文字数 8,015文字

終章 そしてつながる

奥の間では、水穂が静かに眠っていた。枕元には病院でもらってきた鎮血薬が、大量に置かれていた。

突然、バアンとふすまが開く音がして、

「おい、起きて!これ見てくれよ。君の究極のファンが出してくれた、ファンレターだよ。読んでやったら、お礼にサインでも出してやってくれよ。」

というでかい声と一緒にゆすぶられて目が覚める。

「なに、何があったの。サインなんて当の昔に忘れたよ。」

とりあえず寝ぼけながら布団に座ると、

「ほら、これだ!見ろ!全部で五巻にわたる大長編のファンレターだ。あて先はすべて君に向けて書いてある。」

と、杉三が、ひざの上に持っていたものをどしんと置いた。

「ファンレターって、これどう見ても芳名帳だよ。それに、五冊ではなく、四冊しかない。」

「あれえ、途中で落としてきたのか。ま、細かいことは気にしない。とにかく、読んでやってよ。こうしないと、必死な思いで学校の先生の暴言に耐え続けてきた、ファンの魂も浮かばれないよ。」

「はあ、、、。」

水穂は、言われるがままに芳名帳の一冊を広げて読んでみた。

「杉ちゃんこれ、どこに宛先なんて書いてあるんだ。どう見ても漢詩集じゃないか。まあ確かにところどころ雅文体で書かれている文書もあるが。」

「なんだ、水穂さんも漢文読めないのか。」

「まあ、内容は理解できないこともないけど、、、。でも、僕に当てて書いたものなんだろうか。」

「そんなことどうでもいいから読んでやってよ!それに、漢詩にされるほど綺麗な人ってそうはいないぜ!」

杉三があんまりいうので、とりあえず読んでみた。確かに懍が指摘した通り、文法的な間違いはよくあるし、誤字や当て字なども多数あるが、内容は決して理解できないものではない。多分、江戸時代の説話などに書かれている文法をそのまま真似したものだと思った。古語というのは、時代によって、表記の仕方とか多少違っている。漢詩だけではなく、短歌や長歌なども入っていて、今時の人がこういう面白い書き方をするのかと、ちょっと信じられないものだと思うが、筆者の感情だけはよく書かれていると思った。

「切ないお話だね。しかし、この筆者も、かなりひどい事を言われ続けたのなら、絶望したっておかしくないよ。」

「そうそう。それを乗り切る方法を教えてくれるのは、金持ちしかないという現実。」

「なるほど。人は、変わらないのか。僕が高校時代に言われたセリフが、まだ書かれるとは驚きだ。」

こればかりは、水穂も納得がいった。まあ、おそらくこうして文書にあらわせる余裕もあるのだったら、自分のような階級ではないと思われたが、本当に芸術分野を目指すことが悪事であるという思想がまだ学校ではびこっていることは驚きである。市民平等政策になって、誰でもどんな分野を学んでよいと、法律的にはそういうことになっているが、こういう文書が出てしまうのであれば、それって全く効果なしのような気がする。この政策になって、人間が持っていた悪い面が、なんだか露呈してしまったようだ。みんな同じなんて、どういう意味なんだろう。

「しかし、こういう書き方に美意識を見出すなんて、結構感性のいい女性だな。これを不要品としてしまわないでもらいたいけど、無理かな。」

だんだんに悪運ばかりの内容になっていく第四巻に目を通しながらそう呟く。

「一生懸命、何とかして巻き返そうと、必死になって練習している様子が想像できるよ。彼女にとって、それが支えだったんだろう。」

「だから、その支えというのは、つまり君だったんだ。すごいじゃん、最高のファンだぜ。」

「おーい杉ちゃん。もう、車いすなのに逃げ足だけは早いというか、どう表現したらいいのか、、、。」

須藤聰が、部屋の中に入ってきて、

「あーあ、とうとう見せちゃったか。」

と言った。正確に言えば、車いすの杉三に、すぐに追いついて止めることができたのであるが、多香子と一緒に追いかけようとしたその時、懍に呼び止められて、重大な話をさせられてしまったのである。

「それ、見せ終わったら、青柳先生に貸してやってくれるか。先生が、ドイツ語に翻訳して出版するってさ。日本では、政府への批判にもつながるから、出版は難しいと思うので、まずはそういう問題に理解のあるヨーロッパでだしたほうが早いって。」

「何!本になるのか!」

「そうだって。これだけの感性を持っている子が、こういう非業の死を遂げたのは、もったいなさすぎるって。」

「本当に、あたしは、何もできなくて、どうしようもなかったんですけれど、、、。」

涙ぐみながら、部屋に入ってくる多香子さん。

「だから、親の責任なんて追及してもしかたないって、先生が言っていたんですから、もう、その話をするのはやめてくれませんか!」

聰は多香子さんに言った。どうしても口が下手なので、そういういい方になってしまう。もっとやんわりした言い方で伝えられたらいいのに。

「それより、喜びましょう。いいですか、娘さんの抱えていた悩みが、こうして人に知ってもらえたら、誰かが警鐘を鳴らしてくれるかもしれないじゃないですか。俺たちはただの人間だから、一人では何にもできないけれど、本ってのはいろんなところに移動して、いろんな人に見てもらえるし、インターネットのデータと違って、燃やしてしまうとかそういう事をしない限り、消されることもないですよ!」

「そうそう、ブッチャーいいこと言う。僕は、文字自体は読むことはできないが、本屋さんが、メモリーカードと化してしまったら、この世の終わりだと思っている。それに、大昔にしまっていた本が、今になって大いに役に立つことだって結構あるぜ。ほら、こないだ話していた、着物の本だってそうだ。新しい着方を提唱するばかりではなくて、古典的な着方だって、本が残っていれば、忘れられることもないじゃないか。その本が売れないと言って処分されるから、肝心のものがなくなってしまうのに、全く気が付かない業界が悪いんだ。だけど、その本自体は、持っている人さえいれば、なくなることはないから、やっぱり必要なんだなって思う!」

だからこそ、源氏物語が何年も出版され続けるのはすごいことなのである。

それに限らず、近代現代文学でも、何年も続いて出版されたり、伝承され続けたりするものは、やっぱりすごいものだ。それらは大体ある程度パターン化されていることが多いが、それはいつの時代も同じパターンをたどっているということだ。しかし、最近の書店というものは、どうもテレビゲームをそのまま文書化しただけのものに凝り固まっていて、こういう古典のすばらしさを伝えることは、正直に言うと低迷している。テレビゲームは、文学と違い、人間の弱さを描くことはできない。この違いにはっきりと線引きをしなければ、いくらすごい本と言っても伝わらないかもしれない。

「あの、すみません。この書物、杉ちゃんからいきなり渡されて、読んでみましたけれど、ちょっと初歩的なことを聞かせてください。これを描いたのは、多香子さんのお嬢さんですか?」

水穂にそう聞かれて、多香子は答えを出せなくなってしまう。

「ほら、もたもたしてないで、答えを出せよ。」

「あ、ごめんなさい。署名も何もないので、わかりにくかったですね。ええ、確かに娘の渡辺朝子です。私も、初めて見た時は疑いましたが、筆跡から見て間違いありません。」

多香子は正直に言った。

「まあ、もともと出版を目的として書かれたもんではなく、単なるファンレターだから、署名なんてしないよな。」

杉三がそう付け加えたが、ファンレターにしては重たすぎた。

「で、でも、水穂さんに向けて書いたのかどうかはわかりません。あの子が好きだった演奏家なんて、私は全く知りませんでしたし。」

「なんだ、音楽学校目指してたなら、演奏家の話ぐらいするんじゃなかったの?」

まあ確かに、模範とする演奏家は一人か二人はいるだろうし、杉三が言うように、親子で演奏会に行ったりすることも少なくない。

「そんな余裕はありませんでした。とにかく忙しすぎて。」

「そうですよね。子供が、ピアノの鍵盤をたたいている間、親は鞭打たれて働かされるのが音楽大学です。」

「まさしく、水穂さんが言う通り、学校の先生は、そこを強調して、子供に自分は悪事をしているという意識を持たせて、芸術分野から引き離そうとするんですよ。時に、まわりの生徒に無理やりいじめを巻き起こさせたり、わざとクラスの雰囲気を悪くさせるようにするとか、そういう汚い手を使って。」

「そして、学校の先生がする勘違いは、そういう事をやっていると、自分が勇ましくてかっこいいと思い込んでしまう事だ!」

すごい。こうして起承転結ができてしまうほど、学校のしている悪事は、ひどいという事か。

「まあ、確かに学校の先生がいう事も一理あるという意見も認めますけど、それを伝えるのなら、大声で怒鳴り散らしたり、ブッチャーさんが言った、周りの生徒に見せびらかして悪人ぶりをアピールするような、そういうやり方はしないでもらいたいものです。」

「そうですよね。それに、意外に大学で勉強したことが人生に結びつくかっていうと、そうでもないですね。俺は、高校時代に、呉服屋になるなんて、考えたことは一回もありませんでした。」

「そうそう。水穂さんもブッチャーも、もっといってやって。学校は百害あって一利なしだから!」

娘にもこういうつながりをもっと作ってもらいたかった。それなのに、あたしときたら、自分を守るので精一杯で、何も提供してやれなかった。人間は、ひとのあいだと書くのはそういうことだ。そこをもうちょっと考えてやれば、あそこまで追いつめずに済んだのに。

「しかし、娘が本当に水穂さんと接点を持ったんでしょうか。」

多香子はそれだけが疑問であった。

「まあ、そうですね。お嬢さんがどんな顔をしていたとか、そういう事がわかりませんので、なんとも言えません。でも、お嬢さんが僕と同じことで悩んだことは、偶然とは思えない気もします。それに、僕も富士市内で演奏したこともたまにあったので、もしかしたら、聞きに来ていたのかもしれないし。」

「だから言っただろ。青柳教授が容姿端麗と記述しているってはっきり解読してくれたんだから、絶対に間違いはないの。だから、この究極のファンのためにサイン書いてあげてよ。」

杉三がそう言ったが、考えを押し付けているというよりも、そうであってほしいというような言い方だった。要は、彼の考えは、多分ピアニストの名などどうでもよく、この哀れな少女を慰めてやりたいという気持ちなんだと思う。

「杉ちゃん、わかったよ。でもね、僕、結婚したのと同時に引退したので、演奏していた時の右城という苗字は当に消えたよ。」

「そうなの?じゃあ旧姓とでも付け足してサイン出してやってよ。」

「だけどねえ、もう書き方も忘れたよ。」

「そうか。それもそうだよな。それに、僕も字が読めないし、多香子さんがもらっても、置き場に困るよな。」

「それよりも、演奏のほうが良いのではないですか。水穂さんがそんなに負担でなければ。」

不意に聰がそう発言したので、一瞬みんなびっくりする。まさか、こういう発言なんて絶対するはずがないと思われていた人物が発言したので、杉三でさえも凍り付いた。

「あ、ああ、いや、俺、いまだにもめている俺の姉の話を聞くと、一度でいいから生け花を思いっきりやらせてやったほうが、助かるのかなと思ったことがあって。」

「よく言ったぜブッチャー!人間そうしないと絶対助かんないの!それができなかったら、今読んだ書物みたいなのを残して、どこかへ逝っちゃうの!ようし、今から望みをかなえてやろう。多香子さんの娘さんが、一番憧れた人物の演奏を聞かせてやろう。」

杉三が高らかに宣言したため、水穂も覚悟を決めた。

「いいよ。じゃあ、どうするか。ショパンのワルツくらいなら、何とか弾けるかな。」

「だめ、レオポルト・ゴドフスキー!」

「体力的に弾けるかな。」

「だって持っている楽譜の九割はゴドフスキーでしょ。それに、水穂さんの十八番はゴドフスキーでまかり通っているんだし。リサイタルだって、ほとんどそうだったんでしょ。」

事実そうである。リサイタルを開催する時には、なぜかマスコミからの注文で、ほとんどがゴドフスキーの楽曲で占められた。そして本番、演奏すると、嵐のような大拍手と、取材に来たマスコミは、必ず世界一の難曲を弾きこなしたという記事を大げさに報じた。

「だけど、、、本当に大変だよ。もう疲れるよ。速いし長いし難しいし。」

これを聞きつけた恵子さんが、食堂から走ってきて、

「ぜひ聞かせてよ!ゴドフスキーなんて、身近なところでは絶対に聞けないんだから!」

と、好奇心いっぱいの顔で、畳に座る。

「どんな作曲家でも、大曲ばっかりじゃなくて、短い曲も書いてるはずだから、五分ぐらいの小品でいい。多香子さんのお嬢さんのために、ゴドフスキーやって!」

「俺も聞いてみたいです!」

杉三だけでなく、聰までそういうので、水穂は立ち上がって、本箱に手をかけた。五分くらいの小品であっても、恐ろしいほどに難しいのがゴドフスキーなのだが。

「じゃあ、一曲弾いてみますが、本当に大変なので、練習曲で勘弁してください。すぐに終わってしまいますが、それだけでも、赤道まで行くようなものです。」

「お、やってやって。タイトルは?」

水穂は、一冊の楽譜を取り出して、表紙を開いた。

「えーと、ショパンの主題による練習曲から、一番最初の曲をやります。ご存知の通り、ショパンの練習曲も大変な難曲ですが、これはその最初の曲を、両手ように書き直したもので。」

ああ、そう言えば、あっちゃんが、よく弾いていたな。左手はあまり動かないが、右手の派手な動きには、もう難しすぎてたまらないと、愚痴を漏らしていた。結局、彼女はその曲を完成させることはできなかった。それより、さらに大変とはどういう事なんだろう。

水穂さんは、ピアノの蓋を開けて、演奏を開始した。さわやかでおしゃれなショパンのメロディーとは大違いで、まずガーンとたたきつけるような音と、両手による激しい分散和音と、そして時々オクターブででてくる三連符、この三つを散り散りに張り巡らせた曲で、原曲の練習曲とは大違いである。確かに二分少々の短い曲ではあるのだが、あまりにも衝撃的すぎて、聞く側も弾く側も相当体力が要る。

確かにすぐ終わったのだが、みんなぽかんとしてしまって、拍手するのも忘れてしまっていた。

「あ、ああ、ごめんなさい。久しぶりにやったから、もう何回音間違えたら、気が済むって感じですかね。」

水穂は、ピアノの蓋を閉めて、崩れるように布団に座った。

「いや、すげえ!短い間に、機関銃を百発撃たれたようだったぜ!」

「俺は、焼夷弾が百発落ちたのかと思いました。」

「確かに、あれじゃあ体力使うよね。もう、疲れたでしょうから、横になってくれてもいいよ。」

杉三と聰、そして恵子さんが、相次いで感想を言ってくれたが、水穂は横にはならず、布団に座ったままでいた。

「でも、なんだか戦闘用具と同じようにされてしまうのは、、、。」

多香子だけ、まともな感想を言ったつもりだったが、

「いいえ、基本的にそうなります。現にそういう評価ばかり下されていたようです。ピアノが爆撃機に変貌したとか。戦争真っ盛りという時代背景もあったでしょうね。」

と、水穂が解説してくれた。そうなると、つまり、戦時中の作曲家か。

「しっかし、ショパン本人もここまで自分の曲を改造した人物が出るとは思わなかっただろうな。」

「そうだね杉ちゃん。確かにこの曲を出版した時、ゴドフスキー本人も、ショパンの練習曲を改良したのではなく、改悪した人物と報道されたようだよ。結局、亡くなるまで、そのレッテルはついて回り、一度忘れられた作曲家の一人に数えられたこともある。演奏されるようになったのは最近のことで、この練習曲も全部で53曲あるそうだが、すべて披露したピアニストは五人もないそうだから。」

「へええ。まあ、善なのか悪なのかわかりませんが、これが弾ければ、一躍有名になれることは確かですね。それくらい難しそうだ。それに、日本では楽譜が出版されてないんですか?ほとんどタイトルが、ロシア語の本ばかりだし。」

聰が、興味深そうに質問すると、

「そうだね。もともと、ロシア、当時は旧ソ連だけど、そこでも売れる見込みがなくて、あまり部数を出さなかったようだよ。事実、絶版になって二度と手に入らない曲も数多くある。今でこそ挑戦者は増えているようだけど、そうなると、印刷が追い付かないんだって。」

と、かえってきた。

「そうですか。俺の商売でもちょっと参考になるかもしれないので、今の話、覚えておきます。」

「結論から言うと、音楽って必ず何かにつながるという事だけは確かなんだね。幸福にも、麻薬にもなれるね。善でも悪でも凶でもつくれるね。それだけははっきりしている。」

杉三がそんなことを言った。

そうか、それが、私が得た一番の教訓なんじゃないかと思った。そう、そこだよね。それをしっかり伝えてあげなくちゃ。あっちゃんは、それにずいぶん苦しめられたんだから。水穂さんもそうだった。他にも、そういう苦しんでいる子はいっぱいいるかもしれないし、逆に、安易に手を出してはいけないことも知ったから、警告を出してあげることもできるね。あっちゃん、ママ、それをみんなに伝えてあげるよ。そして、あっちゃんが二度と苦しまないようにしていくよ。だから、あっちゃんのところに行くのはもうちょっと後にするね。それをしなかったら、ママはやらなきゃいけないことを、忘れてる、つまり職務放棄ということになるね。ごめんね、あっちゃん。馬鹿なママを許して。

「水穂ちゃん、あんなすごいの弾いて、もう疲れちゃったでしょ。横になって休んだほうがいいわよ。じゃないと、また逆戻りしちゃうから。ね、そうしよう。」

「あ、はい。」

恵子さんがそんな事を言ったので、水穂は再び布団に横になった。

「じゃあ、俺たちも退散したほうがいいかな。」

「ええー、もうちょっと、ゴドフスキーの逸話を聞きたいよ。」

「いいよ。杉ちゃんもブッチャーもここにいてくれて。そのほうが寝ているより楽しいから。」

聰と杉三の発言に笑ってそう返す水穂であるが、その裏に何があるか、多香子はすぐにわかったし、恵子さんもそうだと思ったので、何も言わなかった。また、時折笑い声を交えて、おしゃべりが開始された。多分きっと、水穂さんにとっては、これが生涯で一番やってみたいことだったのかもしれなかった。

応接室では水穂のピアノ演奏を聞きながら、杉三が落として行った遺稿を、懍が翻訳する作業に取り掛かっていた。勿論、雅文体によくある日本語特有の世界観を、ドイツ語が対応してくれるかどうかは疑問だが、懍はとにかくできるところまでやろうと決めていた。

そして、数年後、ドイツの書店には、「日本の教育は穢れた」という意味のドイツ語が書かれた横断幕と一緒に、「あなたを探して遠い道」と書かれたタイトルの書籍が大量に並べられた。それを、ドイツの教育学者たちが好んで買って行った。
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