(二)-15
文字数 262文字
北郷が頷くと、内海はインターホンの受話器を取り「どちら様でしょうか」と言った。
「こんにちは。大山警察署の者ですが」
内海が持っている受話器から聞こえた。警察がまさかもう嗅ぎつけられたのか。
「昨日今日で、こちらに不審人物などは来ませんでしたでしょうか」
警察官はそう言った。どうやら具体的な場所ははっきりとはまだ特定していないらしい。ここに来たのはあくまでも偶然。ここはやり過ごすしかない。
内海は「いいえ、知りません。特に見かけていませんが」と答えた。
「そうですか、もしも不審人物を見かけたら、警察にご一報下さい」
(続く)
「こんにちは。大山警察署の者ですが」
内海が持っている受話器から聞こえた。警察がまさかもう嗅ぎつけられたのか。
「昨日今日で、こちらに不審人物などは来ませんでしたでしょうか」
警察官はそう言った。どうやら具体的な場所ははっきりとはまだ特定していないらしい。ここに来たのはあくまでも偶然。ここはやり過ごすしかない。
内海は「いいえ、知りません。特に見かけていませんが」と答えた。
「そうですか、もしも不審人物を見かけたら、警察にご一報下さい」
(続く)