第4話 ゴキ・ブリの介の修行 後編

文字数 746文字

さて、ジャンプの修行だが、修行の仕方は単純。足を使って毎日1km走り、その後10回ジャンプし、羽で滑空するというものでござる。単純でござろう。だが、これがなかなか大変。人間からしたら1kmなど短いかもしれないが、拙者たちはゴキブリなのでござる。だから大変なのだ。
では、さっそく始めよう。
ーブリの介は毎日走った…走り始めて5日たった日…ー
「あいつが母上をコロした人間でござるかッ…」
なんと!ブリの介の母、ブリ子をコロした人間を、ブリの介が見つけたのであった!!
「あいつがぁ…母上を…」
その瞬間、ブリの介が人間へ向かって飛びかかった!!
「コロしてやるゥゥゥゥ!!!」
すると人間は、履いていたスリッパを0.5秒の間で脱ぎ、手に持った。そして、ブリの介が半径10cm内にきた時ィィ!!人間がスリッパを振り下ろしたッ!!
ブリの介にスリッパが当たると思われたがッ!ブリの介はここでやられるようなやつじゃあないッ!ブリの介は右へ急旋回した!スリッパはブリの介の足をかすめた。だが、ブリの介はそのまま滑空し、自分の住処まで帰った。「チッ…ゴキブリどもが…」

「拙者は…まだまだ人間には歯が立たない…だから、だから絶対…修行して強くなって人間をコロすッッ!それに、人間の身長は165cmはあった…拙者はまだ150cmまでしか飛ぶことができないでござる…あと5日間で…絶対ッ!165まで届くようにするぞッ!」
ブリの介はそう誓い、ブリの介はスリッパがかすった足を痛めながらも、残りの5日間走り続けたのであった。



「やったッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!とうとう人間の口に届くほど飛べるようになったぞッッッッッ!!!!!」
とうとう、ブリの介は165cmまで飛べるようになった。
「3日後は…人間へ復讐だッッ!!」


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