第3話 ゴキ・ブリの介の修行 前編

文字数 843文字

拙者はゴキ・ブリの介。母上を人間にコロされ、復讐するため修行に出ていた。
拙者には作戦がある。まず、人間の飯に糞を飛ばして病気にする。そして人間が弱ったところで
口から入り内臓を食い破ってコロス、というのが作戦だ。糞の射程距離を伸ばすため、たくさん飯を食って糞を踏ん張って飛ばす、という修行をしている。とりあえず射程距離20mに届くように頑張っている。今は10mしかとばないから、あと5日のうちに飛ばせるよう頑張りたい。それが終わったら、高く飛ぶために別の修行を10日間。15日間で修行を終わらせる予定だ。

糞を飛ばす修行に戻ろう。糞を踏ん張り、遠くまで飛ばすには尻の筋肉を硬くして、踏ん張ったことによって起こる衝撃波が糞をより遠くまで出すのに必要なことだ。尻の筋肉の硬さによって衝撃波の強さが大きく変わる。今拙者の筋肉の強さの階級は中の上だ。20mとばすには階級を上まであげなければならない。
尻の筋肉をつけるため、現在はスクワットにはげんでいるでござる。前まで毎日50回でやっているが、今日から100回でやっていこうと思う。では早速はじめよう。
「一…二…三…」
「五十…五十一…五十二…」
流石にそろっときつくなってきた…けど…母上の仇を取るため頑張るでござる…
「きゅう…じゅう、はち…きゅうじゅっ…きゅう…ひゃ、く…」
やっと…やっと達成したでござるこれを毎日続ければ…糞を20m飛ばせるようになるでっござる…

その後、ブリの介は毎日スクワットに励んだ…毎日毎日、風邪をひいても、怪我をしても、ブリの介はスクワットを100回続けた。

今日で糞の修行は終わりでござる。尻の筋肉の硬さはもう上級になったはず。では早速糞を飛ばしてみるでござる。
「糞ッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
シューーーーーーーーン………
「やった!!20mどころか23mとんだぞッ!!!」
やった。とうとう目標の射程まで飛ばすことに成功したでござる。
次からは高く飛ぶための修行を始めよう。
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