第3話

文字数 977文字

わたしには、現実に友達と呼べる人が居ない。
居るのは、チャットで出来たお友達。
ネッ友というやつです。

彼との出会いもネットだし、最近は珍しく無いのだと思う。

珍しく無いからと言って、安全なわけでもなく。

わたしは、運が良いのだ。

やはり、ネッ友とはいえ、年下すぎる彼氏に対しての反応は、それぞれ違う。

しかし、わたしが幸せなら良いと、そう言ってくれる人ばかりで、やはり、わたしは運が良いのだなぁと。

わたしがネットで実際に会って恋愛関係にまで至ったのは、彼だけです。

そもそも、あまりオフ会に参加するようなタイプでも無いので…。

しなしながら、先に話したように、現実の友達が居ないので、友達を作ろうとしてオフ会に参加していた時期もありました。

そして、オフ会なのに一言も話せない地獄を体験したり、明らかに体目的の人に出会ったり、痛い目にもあっていたので、彼と実際会おうとなるまでは、最近では全く人と会っていませんでした。

そもそも、彼と会う事になった話をまだしてませんでしたね!

まず、彼はラジオのようなアプリで少しだけ配信をしていたのですが、その時声を聞いて、わたしは惹かれてしまいました。

なので、前に話したとあるチャットアプリのメール機能で、わたしから彼にコンタクトをとりました。

「声を聞いて、じっくり聞いてみたくなったから一度ふたりきりで通話しよう!」

逆ナンですね。苦笑

これは、連絡先もゲット出来る最高の誘い文句だと自分では思いました。

そこで、彼から返信があり、オッケーとの事だったので、やりとりが始まりました。

話を聞くと、ネットで連絡先を交換したのはわたしが初めてで、何やらわたしに興味もあるようで。

なぜなら彼は年上の女の人が好きだったから!

単純。

まぁ、若いし、女の人(年上)からモーションかけられたら、その気になるんでしょうか。

以前からアプリのほうで交流もあったので、打ち解けるのは、早かったです。

いつのまにか彼と話すのが生活の一部となっていき、わたしは、まだ会った事もない彼に恋してしまっていました。

そしてある日
2人で通話しているとき

「わたしと付き合ってくださいよ!」

何故か敬語?で、ふと言ってしまったのです。

すると、しばらくの沈黙の後、

「よろしくお願いします」

そう、彼は言ってくれました。

わたし達の交際は、始まりました。

まずは会ってみようという話に当然なりました。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み