第2話
文字数 344文字
ホギャァ、ホギャァ、ホギャァ
「うるせぇなぁ。いつまでも、赤ん坊を泣かせているんじゃねぇ」
俺は呟いた。
あー、頭が痛い。
飲み過ぎたなぁ。
そう思った途端に、体がズザザ―ッと滑り台を滑るように下に落ちる感覚。
「っ、痛たい」
体に無数の擦り傷が出来たようだ。
薄暗い空間、段々と目が慣れていく。
俺は、コンクリートの上に寝ている、イヤ、
コンクリートが滑り台のような角度があるからだ。
何故、こんな所に
ズル、ズルズル
手足の力を抜くと滑り落ちる。
「うわぁーーーーーー」ドサッ
叫び声と何かが落ちる音が
遠くにも近くにも聞こえた。
足元に目をやる。
斜めのコンクリートの先は滝が落ち込む時の様子と似て暗闇がぽっかりと口を開けている。
体の力を抜けば、あの暗闇に落ちてしまうのか。
さっきの声の主のように…。
「うるせぇなぁ。いつまでも、赤ん坊を泣かせているんじゃねぇ」
俺は呟いた。
あー、頭が痛い。
飲み過ぎたなぁ。
そう思った途端に、体がズザザ―ッと滑り台を滑るように下に落ちる感覚。
「っ、痛たい」
体に無数の擦り傷が出来たようだ。
薄暗い空間、段々と目が慣れていく。
俺は、コンクリートの上に寝ている、イヤ、
引っかかっている。
コンクリートが滑り台のような角度があるからだ。
何故、こんな所に
ズル、ズルズル
手足の力を抜くと滑り落ちる。
「うわぁーーーーーー」ドサッ
叫び声と何かが落ちる音が
遠くにも近くにも聞こえた。
足元に目をやる。
斜めのコンクリートの先は滝が落ち込む時の様子と似て暗闇がぽっかりと口を開けている。
体の力を抜けば、あの暗闇に落ちてしまうのか。
さっきの声の主のように…。