【3】リューファのできること

文字数 337文字

ヒヒヒ。

今日は散歩に来たのだ。

ただの散歩ではない。

立ち入り禁止の土地を散策するのだ。

前回の食い逃げ娘はどうしたんだよ。
ゆっくり散策しよう。
聞けよ。
さ~て、何があるかな。

森の中は気持ちが良いな。

ヘビが出ても知らねーぞ。
ぎゃーっ!!
ヘビに、噛まれ・・・た!

(バタン)

倒れたリューファ。

ゆうアオ君に引きずられて家へ。

ううう。

もう私もダメか。

死ぬ前に後世に語り継がれる悪事をしたかった。
噛まれたのは毒ヘビでもなんでもないぞ。

とっとと起きろ。

ゆうアオ、あとは頼んだ・・・ぞ
起きろと言ってるだろ!

起きろー!!

ちぇっ。

死んだフリもできないか。

なんか面白いこと無いかなあ。

素麺でもゆでて食ってろ!
結局なーんにもできないリューファ。

立派な悪役になるには努力が必要だぞ。

がんばれリューファ(?)

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登場人物紹介

『リューファ・ベルネフ』 


年齢不詳。男性。

レイヴィーア族


東京、立川の郊外で食堂を営む少年(?)

その正体は『レイヴィーア』の悪の妖精。

でも、悪いことをしようとしてもいつも失敗する。実は良い奴!?

『ゆうアオ君』


なんだかよくわからない生物。


リューファに飼われている(?)小さい生き物。

リューファの事を冷ややかに見ている。

『グリージオリーカ・セウ』


14歳。女性。

通称、グリージオ

キャンディトフト族。


妖精組織『キャンディトフト』立川支部に所属する女の子。

食べる事が大好きでちょっと不良っぽい。

時々食い逃げをする。

バイクの運転が得意。


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