3 文明の循環(サイクル)が分かると、技術と政策の理由が分かる!

文字数 696文字




技術が進むと社会活動は拡大・省力・複雑・加速化するので、
政策も国際化など広域化と共に、民主化など分権化します。 
また、ある技術水準での利害調整政策を極めると、
その限界を突破する新技術導入政策が必須となります。
(ここでいう利害調整政策というのは実質的に、
経済・社会/人的資源/行政管理政策を合わせたもので、
新技術導入政策は技術的政策であるといえます。
文明活動には重複もあり、通貨などの社会工学的技術が
実は鋳造などの自然科学的技術も基礎としているように、
新技術の導入政策は旧技術の開発・普及政策を基礎とし、
それも含めて技術的政策と呼べるからです。)

『技術が進めば社会が変わり、社会が変わると政策も変わり、
その政策がまた次の技術を生む』というわけです。
そして現在は、情報社会からAI社会への移行期といえます。

農耕は文明を生み、動力機関は世界に広げ、
電算機(コンピュータ)は地球的限界への到達の衝撃を和らげました。
しかしまだ人類は、文明の持続的発展を
見通せてはおらず、次世代の技術が必要です。

この〝文明の循環(サイクル)〟が分かると、AIを中心に、
新素材・動力(エネルギー)知能(インテリジェント)ロボット、生物工学、
先進医療・教育、IoT(インターネット・オブ・シングス)とビッグデータ処理など、
次世代技術の健全導入が求められている理由が分かります。
 
また政策では、国連が企業や市民にも
国際総合政策SDGs(エスディージーズ)への参画を呼びかけ、
国や自治体がSociety(ソサエティー)5.0やDX(デジタル改革(トランスフォーメーション)により
情報社会完成とAI社会建設を促す理由が分かります。

スマートグリッド、スマート(スーパー)シティ、
データヘルス、EdTech(エドテック)活用、
マイナンバー、デジタル・ガバメントなど
他の現代政策も、この循環(サイクル)から説明できます。
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