第3話

文字数 697文字

 夕暮れ時、鬼の集落を見下ろせる小高い丘の上に来た。女は自由にしろと懇願した。俺は許さなかった。女を組み伏せた。仰向けにさせ、小刀を女の顔の脇に突き刺した。女は叫び声を上げた。女を拳で殴打した。口に布を詰めた。女の身体をまさぐった。胸をはだけさせ乳房を揉んだ。乳頭をしゃぶった。脚を開かせた。怒張した男根を中に入れ、腰を振り続けた。遠くで木々が燃える音がした。果てた。女は涙を流していた。地面に刺していた小刀を抜いた。女の胸に振り下ろした。

 集落にはかがり火が焚かれていた。鬼たちの姿は少なくなっていた。俺は静かに丘を下り、集落の入り口に立った。俺は喊声を上げた。通りを歩いていた鬼が振り返った。俺は走り、鬼を斬った。すぐ近くにいた鬼も斬り、叫び声を聞きつけて現れた鬼もまた斬った。次から次に斬り殺した。女も子供も見境なく、鬼という鬼を斬った。逃げまどい、家に隠れても俺は追いかけ、鬼を見つけ出しては殺した。武器を持って俺の前に立ち塞がった鬼もいたが、何の苦労もしなかった。集落は鬼の死体で溢れた。鬼は約五百人と聞いていたが、死体を見渡す限りあと五十人は足りない。俺は家々に火を放った。すると中から鬼がそこかしこから飛び出して来た。俺は笑い声を上げながら鬼たちを斬り続けた。

 朝陽が辺りを照らすと、煙の立ち上る焼け跡が広がっていた。俺は通りに転がる鬼たちが家から持ち出していた物、その他、金になりそうな物を拾い、切り落とした首を集めた。海辺までは大八車で運んだ。道中、鬼の生き残りが俺を襲ったが返り討ちにした。海は穏やかだった。小舟に荷物を積んだ。海に出た。海上で持参したサルの干し肉を食った。
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