事件Ｎｏ．２－４　考えるシルバーとダイヤ「空」

ポロリロン♪ピコリン♪パラロン♪
連続でスマホが鳴る。それぞれグリーン、アイボリー、パープルからだ。
パープルに関しては、無題。間違えて出したメールだから完全無視。
アイボリーは……お、ブルーの計画、取れただけか。
グリーンは？……ヤベェ。
あいつ、そんなに空に恨みがあるのか？
どちらかというと違うよな。あいつは空を取り戻そうとしているんだから。
白蘭昂、か……。
ちょっとパープルに頼んでみるか。
パープルの仕事は後始末だが、精度の高い情報を集める。グリーンが集める情報とは違い、トラウマや過去、先祖や人間関係を徹底的に洗い出す。
そこをうまく使えば、ブルーとの接点が見つかるかもしれない。
ブルーとの接点が見つかり次第、俺が作戦を立てる。もちろん警戒は逆レベルＳだ。
つまり……要は警備員や白蘭昂より、ブルーを警戒せよ、だな。
盗み出す作戦をブルーに伝え、今回は俺も付いて行くか。
ブラックもつける。今回の掃除当番は、パープルに任せようかな。
グリーンとアイボリーにやらせることについては、ちょっとブラックに任せようかな。