七頁

文字数 565文字

 てんとう虫が良いと聞いた。
てんとう虫を買って養った。
ニワトリが良いと聞いた。カルガモが良いとも(アイガモだった。既に間違っていた)
 私の家は動物園か昆虫園と成り果てた。
俺は!こんな世界にする為に、世界を救ったんじゃない!
私は古代の気持が良く分かった。
 カルガモは必要なくなったが。シメテ食べるなど、シティーボーイの私には出来ない。
だから池を作って飼っている。
とんでもなく増える。
 野良犬や野良猫が襲ってくる。
私は意味もなく彼らを守って戦う。
修羅場だ!俺は!こんな世界にする為に世界を救ったんじゃない!何度も叫びたくなった。

 陽子は煩い。あんなにも可愛かったのに。
あっ!可愛かったかぁ〜?
確か2つ程、年上だ。聞くと殺される。
奥さんの本当の歳を、私は知らない。
それで平和が訪れるのなら、それで良い。
ああ〜、何だかやるせなくなってきた。

 だが、だがだ!私に風が向いて来た。
良い風様が吹いてきたのだ。
あはは!私にはメグミさんがいる!
彼女は私に惚れている!筈だ!
 待て何故、川上は来てないんだ。
レナさんだけいるんだ?あいつめ、ここが分かっているのか?!
レナさんに聞いてみようか。いや止めよう。
何を言われるか分かったものではない。
 さっきも、店で会った途端。

「あんたも老けたねぇ〜、おっさんおっさん!」

と、自分の事は棚に上げて、笑っていた。
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