第2話 カーマスートラから罪深い町まで

文字数 7,529文字

『痩せた私を見て、見ないで、見て、見ないで見て〜』
 歌うように話す女性の言葉に、観客席から笑い声が沸きあがる。パソコン画面越しに眺める私も笑みをこぼし、ビーズクッションにどってりと体を預けながら、ビールをまた一口啜る。
『SNSでダイエット日記を公開しているセレブ、いるでしょ。やれ、体重が減った、水を飲んだ、トイレに行った。静かな森で、どうぞ一人で勝手にやってちょうだい』
「あははは、トイレの報告って、そりゃいらないでしょ」
 心身共に疲れた夜は、ビールと美味しいご飯、そしてお笑い。これで一時的だが、強張った体を緩められる。
「はははは、はあ。ダイエットね」我に返り画面から目を外らすと、テーブルの上を眺めた。
 今夜の酒のお供は、お好み焼きだ。出身が関西なので、お好み焼きを作る頻度が高い。ただ、私が作るのは動物性のものは使用しないお好み焼きだ。材料は、小麦粉と米粉、絹ごし豆腐、昆布出汁、塩、山芋。これでお好み焼きの生地を作る。具は、千切りキャベツをメインに、お餅、キムチ、コーン、ニラ、油揚げ、ジャガイモなどなど。組み合わせは気分次第。そして、お好み焼きで絶対に欠かせないのがお好み焼きソース。日本人なら誰もが知っている、あの超有名お好み焼きソースのメーカーは、有機お好み焼きソースという動物性の材料を一切使用していないものを作っている。今までは、こんなソースが売っていることすら知らなかったし、食生活を野菜中心にしたばかりの頃も、昔から慣れ親しんだあの味を捨てるのにはかなり躊躇いがあった。なので、はじめて買ったときは、正直美味しくないだろうと半ば諦めての購入だった。だが、これが予想を遥かに超える美味しさで、動物性のものを使わなくともコクがあり、野菜のうまみがぎゅっと濃縮されていたのだ。今ではすっかりこちらのソースが私にとってのメインお好み焼きソースだ。
 美味しいし、自分が好きで食べているのだから、何も気にすることはない。ないはずなのに、今日の猪田さんの「野菜ばっかり食べているのに痩せなくてかわいそう」という言葉が脳内でまた膨らんでいく。
『森の中でダイエットをする人はいない。無関心な社会なら、誰も痩せたいなんて思わないでしょ』
 脳内の雑音を遮るように、画面の向こうで女性は語る。
「あ、そっか」
 私の拙い英語力では、おおまかな意味しか分からないが、それでも彼女のトークには猪田さんの嫌みの呪縛から逃れさせてくれる力があった。
『痩せるのは人のため。自分のためじゃない。だって、本当の自分なんて、あなた見たことがないでしょ。鏡? 写真? それって本当のあなたの姿じゃないわ』
 ふと、以前読んだ哲学の本に書いてあった言葉を思い出す。なぜ、人は鏡に映った上半身だけの姿を見て、これが自分だと言い切れるのだろう、そんな内容だった。鏡に映る私は、本当の私なのだろうか。写真なんてアプリでいくらでも修正できてしまうし、鏡だって、細く見えるよう加工されたものだってある。もちろん、太く見せる鏡もこの世には存在する。それらを知っていながら、なぜ、映された自分の姿を、何一つ加工されていない真実の姿だと言い切れるのだろう。鏡は真実、他人の言葉は真実、フォトアプリの加工だって自分の素材あってこそ──それって本当だろうか。でも、みんなは私が痩せていないという。みんな、いや、露骨に言うのは猪田さんだけか。でも──。頭を垂らし、Tシャツの上からでも分かるぽっこりと膨らんだ下腹部を見る。やはり、痩せているとは言えないのだろう。検診の結果もC判定だったことだし。
 悩みの森へと足を踏み入れる私を見透かしたように、画面のなかの女性が私にばちりと目を合わせてきた。
「えっ」
 指をこちらに向け、彼女は問う。
自分を締め付ける(コルセット)か、嘲笑を嬉笑に変える(ピエロ)か、あなたはどっちを選ぶの?』
 決して理解することはできない他者の感情のなかで締め付けられながら生きるのか、他者の言葉を自分の力で変換するのか──私はどっちを──。

「はっ」
 いつの間にか眠ってしまっていたらしい。画面は先ほどまで見ていたコメディ番組のトップページに変わっていた。内容がどんなものだったか、ぼんやりとしかおぼえていない。そもそも、酔っ払って見ていたので、おぼえていたとしてもあやしいものだ。
「お酒、弱くなったな」
 グラスにまだ半分ほど残っているビールにため息を吐く。以前は五〇〇缶でさえ、飲み干していたのに。
「アラフォーかあ、私も。老けたよな」
 ここまで生きてきたが、いまだに私は自分がどう生きるべきなのかわかっていない。これこそが正しい道だ、なんてものはないのだろうけど、なにもかもがぼんやりしていて、あまりにも心もとない。不安の渦でもみくちゃにされながら、辛うじてあっぷあっぷと息継ぎをしている感覚だ。さすがにこの状態をこの先も続けるのかと思うと、絶望感の塊が波間からひょっこり顔を出してきても不思議はない。ああ、いま「絶望」と目が合った。このままでは、体力を消耗し切って、深い海の底へ沈むのは時間の問題だろうか。
「どうやってこの先、生きていけばいいのよ。誰か教えてよ」
 そう問いかけても、自分以外誰もいないこの部屋で答えは返ってくるはずもない。仕方なく壁一面に設置した書棚に目をやる。ネットで安く購入した六〇〇冊も収納してくれる抱擁力に溢れたこの棚も、そろそろ限界だろうか。僅かな隙間も残してやることはできず、縦横ともにもう隙間はない。食に関するものが多くなってきたが、人文書も多い。あとは、小説と漫画。読書好きと公言するにはあまりにも少ない蔵書数だが、それでも趣味を聞かれたらやはり読書と答えてしまう。中途半端だ。食に関しても、趣味に関しても、なにもかもが中途半端。
──中途半端が一番よくない。
 この言葉は、我が家にある本のなかですら探すのに難くない。なにかを成し遂げた人たちは、みな、中途半端を批判する。そりゃそうだ。私だって、中途半端がよくないことくらいは理解できる。けれど、どうして私はやりきれないのだろう。
 いや、やりきれない理由もよく分かっている。ヴィーガンとして生きていくのは、非常に困難だからだ。肉を食べたいと思うことはかなり少なくなってきているので、このまま長期的に続けていけば、精肉を購入することはなくなるかもしれないが「今日から一切口にしない」と断言できないのが現状だ。卵や乳製品、蜂蜜などはもっと自信がない。
 そして、自分が動物性食品を絶とうとしていることと、ダイエットは関係がないはずなのに、ダイエットという言葉に過敏になっている自分がいる。気にしないのなら、他人から何を言われようとほおっておけばいいのに。どこかで、痩せたら私にも恋人ができるかもなんて期待を────待て待て。そもそも、私は恋人が欲しいのだろうか。付き合うとしたら男性、なのだろうか。理想の相手を日本の芸能人やハリウッドスターから想像しようとするとどれも女性ばかりだ。
「男性、男性なら」
 殆ど念じるように男性を頭の中から引きずり出してみると、引っ張り出されたのは会社の小松くんだった。微かに桜庭くんやリーダーも出てきそうだったが、あんなことを言われたので早々に消えてもらうことにした。彼らと違って小松くんは、私を嘲笑したりしなかった。
「小松くん……」
 小松くんは素敵だと思うし、付き合うことができたら──ああ、いま想像しただけで顔が熱くなった。だが、彼が私と付き合って一体なんのメリットがあるのかと考えると、驚くほど簡単に情熱の炎は鎮火してしまう。間違いなく、彼が私を選ぶ利点はない。そもそも、小松くんには彼女がいる。小柄で華奢で、加工アプリなんていらないほど肌が綺麗で、かわいらしい子だった。
 私は、小松くんの彼女を見たことがある。
 去年、一人で映画館へ行ったときのこと。エンドロールのあと、涙が止まらずなかなか立てなかった私は、左隣で立ち上がってこちらを見下ろしている人の気配に気がついた。きっと「はやくどけ」とか言われるのかと思い、恐る恐る横目で見ると、そこには不快そうなわけでもなく、ただこちらをじっと見下ろす小松くんの姿があった。
「うそ」
 私は椅子に座ったまま、飛び上がりそうになった。驚いたのは、小松くんが私のすぐそばにいたというだけではない。会社ではアクセサリーが禁止されている──異物混入になるため──が、あの日の彼は耳にイヤーカフをガシャガシャつけていた。私は、休日の彼の姿をこの目で見ることができただけで舞い上がっていた。
「ねえ」
 声をかけようとしていたため、最初は自分の声が無意識に出てしまったのかと思った。だが、私の声にはしてはあまりに高く、そしてあまりに愛らしい。そもそも、声は小松くんの後ろから聞こえてきていた。すっかり混乱しきっていると、小松くんの細い体からひょこっと小動物のように女の子が顔を覗かせてきた。
「誰? ひーくんの知り合い?」
 なんだ、容姿がかわいい人は、声までかわいいのか。私の視線は、小松くんではなく彼女に釘付けになってしまった。彼女がいるのだろうとは予想していたが、本当に、私の目の前に、存在しているとやはり心はぐりっと深く抉られてしまった。
「うん、会社の人」彼女さんへの返事も、会社で聞かせてくれる口調と変わりなく、いつも通りの優しいものだった。「皆川さんも、映画がお好きなんですね」彼は再びこちらを向く。私はなぜか視線を合わせることができず、慌てて俯いてしまった。
 小松くんはいつも本ばかり読んでいたので、まさか映画館で出会うなんて思っていなかった。そしてまさか、こんなかわいい彼女さんを見せつけられるなんて──。
「ま、まあ。そこそこに」せっかく小松くんが話しかけてくれたのにもかかわらず、可愛げのない声、絡み辛い返事。さすが私だ、辟易する。
 そのあと、一言二言言葉を交わしただろうか。残念ながらまったく記憶にない。
 あの日以降、私は同じ映画館に何度も足を運んだが、小松くんの姿を見ることはなかった。そもそも、小松くんと再び会えたとしても、彼にはかわいらしい彼女がいる。小松くんよりも小柄で、小柄だけど手足は長くて、もちろん華奢で、小さな顔の中のパーツは全てが整っていた。
 美しい人は、美しい人と付き合う。当たり前のことだ。
 私なんかがそれについてあれこれと考える権利はない──。
「ダメだ、ダメだ、彼に興味を持っちゃ。こんなふうに私が家で考えること自体が失礼だって!」
 自分に説教をしながら、炭酸の抜けたぬるいビールを飲み干す。
「ぷはっ」
 ダメだと言いつつも、小松くんが彼女さんにどんな言葉をかけているのかとか、あの後どんなご飯を食べたのかとか、デートの最後はセックスをするのだろうかとか。考え出すと止まらなくなてしまった。でも、ダメだ。こんな想像は醜悪だ、罪だ。ああ、もしかすると、究極の愛とは無関心なのかもしれない。もちろん、両想いではない場合に限られるけど。だとしたら、私はきっと愛する人とセックスは一生できないのだろう。私はモテないから諦めたというより、もともと性欲があまりない。なので、誰でもいいからセックスがしたわけではない。愛する、綺麗な彼としてみたいだけだ────いや、待って。カーマスートラで見たような、あんなことを彼にさせるの!? この体に彼を乗せるなんて、恥ずかしいのと申し訳ない気持ちで気絶しそうだ。でも、私が彼を気持ちよくしてあげるなら……って、ああ! 私のバカバカ。こんなことを考えてはいけないって、言ったばかりじゃないか。私は恋愛など諦めるべきなんだ。そもそもこんな年齢だし。今更誰かに好かれたいとか、そんなことを考えていること自体が狂っているのかもしれない。でも、そうと分かっていても、私だって愛する人と手を繋いだり、ご飯を作ってあげたり、一緒のベッドで眠って、相手が気持ちいいことをしてあげたい、のに。
「ダメだ、私には無理だ。あまりにも希望がない」瞳が潤み、今にも涙が溢れ落ちそうになった。
 手を伸ばしてテーブルの端にあるティッシュを取ろうとすると、手前に置いてあった携帯の画面に新着メッセージの文字があることに気付いた。フリックして開くと、以前勤めていた会社の人からだった。
『皆川さん、元気かなー? 最近どう? 今度一緒にお茶でもしない?』
 久留米さんは、一つ下だが、見た目は遥かに若く、私と違って美容やファッションにも気がつかえる人だった。おしゃれで、明るく、誰にでも分け隔てなく接してくれる人だ。前の会社で連絡先を聞いてくれたのは、彼女だけだった。だが、強引な部分もあり、どちらかというと苦手なタイプではあるが、気にかけてもらえるだけでありがたいのは間違いない。
『了解です』水墨画調のずんぐりむっくりのたぬきが敬礼をしているスタンプで返す。
『即レスwww じゃ、明日一一時に新宿のISENTA前ね』
 もう一度『了解です』のスタンプを押す──えっ! しまった。明日!? 急するぎるじゃないか。明日は、週に一度しかない貴重な休日だ。作り置きだってしたいし、掃除もしたいし、積読も消化したい。もっと早く誘ってくれたら、今夜はお酒なんか飲まずに家事をしたのに。しかも、久留米さんはずっと喋り続けるタイプなので、聞いているこちら側は体力の消耗が激しい。とにかく、彼女と過ごすには色々と前もって準備が必要なのだ。
「しまった。私のバカ。さっきビール一気飲みしたからまた酔っ払っていたのか」
 そもそも、セックスのことなんて考えていた時点で、自分が酔っていることに気付くべきだった。間違えたとメッセージを返そうと思ったが、久留米さんから『おやすみ』とスタンプが来てしまった。彼女の強引さなのか、ただの自由人か、どちらにしても逃げ道を封鎖されてしまった。
「行くしかないか」大きなため息が出る。
 どうか彼女の話が長引きませんように、そう祈りながらのそのそとお風呂場へ向かった。



「ちょっと早すぎたか」
 ISENTAの前にたどり着いた時は、ちょうど開店時刻だった。待ち合わせまで一時間ちかくもある。
 昨日は気が重かったが、せっかく服装なども私なりに頑張ったので、待ち時間をデパート内で過ごしてみよう。とはいえ、私が行ける場所は地下のフードコーナーくらいだけど。
 あそこなら一〇〇〇円程度で帰るものもある。以前、バターも油も乳製品も使用していない美味しいパンを購入したことがあった。北海道産の小麦を使用していたのだが、香りがよく、小麦の甘みと天然酵母の微かな酸味の相性が絶妙だった。
「あのパン、また買ってみようかな」
 一歩踏み入れると、店内は相変わらず煌びやかな宮殿のごとく眩い光を放っていた。
「う、ま、眩しい」
 と思わず手で遮りたくなるほど、気品溢れるアクセサリーや靴、鞄。こんなものをコンビニでアイスを買うようにサラッと購入できる人たちもこの東京にはたくさんいるのだ。
「ソドムとゴモラ」小さくだが、つい声に出してしまう。
 デパートをこんなふうに表現したのは文筆家の平山亜佐子さんだっただろうか。旧約聖書に出てくる罪深き町。確かに、贅沢は罪深いようにも思える。美しすぎるダイヤモンド光の山(コ・イ・ヌール)には呪いがある、といわれるように。かといって、古代ローマの大カトーのように恐るべき倹約家として生涯を過ごし、豪奢な暮らしを厳しく取り締まるのが正しいかといわれたら、これはなかなか苦しいものがある。ああ、悲しいかな。贅沢に対しても、私の中途半端さはぶれないらしい。
「デパートは贅沢すぎるのはさておき。ソドムとゴモラが滅ぼされた罪ってなんだっけ」
 考えながらエスカレーターを降りて地下へ行こうとした手前で、つい瞳を閉じ集中したくなるほどの良い香りが漂ってきた。ハーブとバラだろうか。香りの方へ視線をやると、いかにも高級そうなパッケージのハンドクリームとフレグランスが並んでいた。足をとめ、暫し眺める。並べられたハンドクリームの先頭にはテスターの文字が見えた。
「そういえば、もうすぐしーちゃんの誕生日か」
 しーちゃんとは、私の地元、関西の昔からの友人で、こちらに引っ越してからも時々連絡をくれる。彼女は、私とは生活水準が違うので、きっとこういうデパートの商品などを購入しているに違いない。
「ハンドクリームなら、買えるかな。いや、甘いかな」じわりと緊張感が高まる。財布の中身との戦いだ。
 素早く周囲を見渡す。よし、店員さんの姿は見当たらない。あまり動きを目立たせないように、かつ足早に商品へ一直線に向かい、箱を手に取る。そして、間髪をいれずに箱を裏返し、値段を確かめる。
「おや」意外にも予算の範囲内であり、私は一気に緊張から解放された。勢いがつき、遠慮なく今度はテスターを手に取り、自分の手の甲にクリームを出す。チューブから出てきたスフレのような白い塊は、呼吸をするだけで幸福を味わえるほどの香りを放っていた。瞼を閉じ、周囲の行き交う客をシャットアウトし、芳香を堪能する。
「はああ、すごいわ。こんなのつけたら、私も素敵な人になれそう」
 もう一度、深く息を吸い込む。すると、ハンドクリームの香りに勝るとも劣らない香りも一緒に鼻腔を刺激してきた。
「なんの香りだろう」
 ばちりと目を開ける。開けた瞳を、さらにもう一段階大きく見開く。私の目の前には、逸らすという行為を忘却の彼方へ消し去れるほどの輝きを持った瞳があった。どれくらいの時間が経ったのだろう。ようやく私の眼球は動けることを思い出し、ゆっくりと運動をはじめた。貴石の瞳から、シミ一つない雪の肌、ほっそりとした首に、豊かな膨らみを誇る胸、そしてその膨らみから突然抉れたようにへこんでいく腹部。白のライダースジャケットとタイトスカート、ハイカットスニーカーがその美しさに一点の曇りもないことを証明しているようだった。
「う、う」美しいと言いたのに、口をぱくぱくと動かすだけで言葉が出てこない。
 思い出した。確か、ソドムとゴモラの罪は──。
「同性愛だ」
 



【今回の参考書籍、映画(動画)】
『コルセットと道化あなたはどっち?』Amazonプライムビデオ
『コ・イ・ヌール』ウィリアム・ダルリンプル アニタ・アナンド 著 杉田七重 訳(創元ライブラリ)
『古代ローマの饗宴』エウジェニア・サルツァ・プリーナ・リコッティ 著 武谷なおみ 訳(講談社学術文庫)
『漫画で読破カーマ・スートラ』ヴァーツヤーヤナ 原作(Teamバンミカス合同会社)
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み