命にかかわる医療デマ(追記)

文字数 1,968文字

追記(2019/12/30)

他にも注意エッセイ書いてる方がいました。

『風邪やインフルエンザに対して、うがい、手洗い、マスクは超重要』
https://ncode.syosetu.com/n5826fx/
"このエッセイは受け売りです。
元ネタは『猛威をふるう「ウイルス・感染症」にどう立ち向かうのか』(河岡義裕/監修、ミネルヴァ書房2018)。"

この本や著者を調べてみます。

猛威をふるう「ウイルス・感染症」にどう立ち向かうのか(*7)

”現代のパンデミック(世界的大流行)を起こすインフルエンザウイルスや局地的な感染爆発を起こすエボラウイルスやデングウイルス。謎の多いウイルス感染症に人類はどう立ち向かえばよいか。オールカラーでウイルスの特徴や感染のしくみをわかりやすく図解し、感染対策を医療と社会体制の両面から示した、ウイルス対策本の決定版。ロベルト・コッホ賞を受賞した世界的ウイルス学者の河岡義裕先生とインフルエンザ研究で活躍の今井正樹先生が監修。

[ここがポイント]
◎ インフルエンザなど身近なウイルス感染症のしくみをカラー図版でわかりやすく解説。
◎ 「知って納得 ミニ知識」などで予防法などを紹介。”
- ミネルヴァ書房

 著者・監修を調べてみます。

著者:河岡義裕
河岡 義裕とはインフルエンザ、エボラウイルスを専門としているウイルス学者である。獣医学博士。ウィスコンシン大学マディソン校と東京大学医科学研究所の教授を務めている。神戸市中央区出身。
2002年 野口英世記念医学賞 「エマージングウイルスの分子生物学的研究」
2006年 文部科学大臣表彰科学技術賞「インフルエンザウイルス人工合成の研究」
2006年 ロベルトコッホ賞「Generation of influenza virus from cloned cDNA」
2007年 武田医学賞「新型インフルエンザウイルスの制圧に関する研究」(鍋島陽一・春日雅人と共に受賞)
2011-2014 国際ウイルス学会、会長

(「世界的ウイルス学者」って会長かよ!)

河岡ラボ: http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/virology/aboutus2.html
wikipedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E5%B2%A1%E7%BE%A9%E8%A3%95
KAREN(科学研究費助成事業データベース) https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000070135838/

監修:今井正樹
専門分野 ウイルス学
研究テーマ インフルエンザウイルスの増殖機構ならびに病原性発現機構に関する研究
東京大学 https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/people/people100364.html
KAREN https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000030333363/

(なんかドリームチームっぽい。もうこれだけ読めばいんじゃね?)

東京大学医科学研究所教授 河岡義裕氏 ロングインタビュー 前編
ウイルスの変異を高精度で予測 −−より有効なワクチン開発に道 - ネイチャージャパン
https://www.natureasia.com/ja-jp/nmicrobiol/interview/5
”インフルエンザウイルスを人工的に合成するなど世界的に業績を知られる東京大学医科学研究所河岡義裕教授。このほど、インフルエンザウイルスの抗原変異を高い精度で予測する技術の開発と、宿主の核内におけるウイルスの動態に寄与するタンパク質の同定に関する2つの研究成果を、Nature Microbiology に発表した。ともにワクチン、治療薬の開発に道を開くもので、特に抗原変異の予測はより有効なワクチン製造を可能にする画期的な成果であり、すでに実用化に向け応用が始まりつつある。今回、これら2つの成果を踏まえ、パンデミックへの危機感と研究の重要性、デュアルユース(科学研究の両義性)、社会とのかかわり、今後の研究の方向性について河岡教授に聞いた。前編、後編に分けてお届けする。”


該当エッセイの
”インフルエンザは細かく変異を続けているため、完全移行可のあるワクチンを作るのはほぼ不可能なようなのですね。”
 2016/5/23 の論文で覆されているようです(研究レベルでは)。

(*7) 猛威をふるう「ウイルス・感染症」にどう立ち向かうのか
https://www.minervashobo.co.jp/book/b313054.html
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

登場人物はありません

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色
フォント
  • 明朝
  • ゴシック
組み方向
  • 横組み
  • 縦組み