おまけ 共幻社コンテストの評価に対する所感
文字数 4,322文字
※今回は
共幻社ライトノベルコンテストに応募し、佳作をいただいたので、
その評価シートに対して、頂いた分際でグダグダ言う内容です。
編集さんに対する悪口など書かれているはずがありません。
ええ。本当ですとも。なので編集さんが見てたらこの辺で引き返してください。
マジですって! なんですかその目は! スクロールしないで! やめてー!
気のせいです。それより先輩、さっそく感想に入りましょう。私(たち)を描いた物語の評価なんですから
すみません。正直先輩なんてどうでもいいという感情が前面に出ました
アルファベットでランク付けされてるようですが、これってAが1番上なんでしょうかね?
そうなんじゃないか? どこまであるのか書いてないからハッキリしないけど
SSS、SS、S、A、Bかもしれません。とすると、かなりの低評価ですね。ケッサクです
SSSってゲームかよ。なんで低評価の方向に持っていきたがる?
まあ、ここはハッキリ書かれていない以上、自分のみと比較して「文章の評価が他よりも良かった」と考えるのが確実ですね
まあそれなら「AよりBの方が高評価でした」ってパターンでもない限り間違いないか。ところで、この作品としては文章Aってのは嬉しい評価なのか?
どうでしょう。「空を飛ぶなんて現代じゃ微妙な能力だ!」なんて主張をしてますから、ここは設定に高評価を受けるのが1番狙い通りだったのではないでしょうか。その点ではキャラクター、ストーリーと並んでいますので改善の余地があるようですね
ああ、そうか。元々は
ヤンマガ賞に出したものを書き直したものだから、設定でのインパクトとかを狙ったのかな
設定が実際にインパクトあるものだったかはともかく、その解釈でいいんでしょう。ヤンマガ賞はマンガ30-50P程度の連載1話目を想定したものでしたから、書ける文字数に限りがあるわけです。短めの話を書く必要性を考えれば、この作品は短めでも高評価を得やすい「設定での魅せ」を重視したものと見て差し支えありませんね。ということで十中八九先輩の読みで当たりです。ご褒美にうまい棒をあげます
どこで売ってんだよそれ。……とりあえず上から順番に見ていくか。キャラクターBの理由って何だろうな?
先輩を主人公にするという暴挙がAに至らなかった理由です
まあ、これでも評価を受けたほうだと思いますよ。先輩も空田先輩もちょっと能力を持ってるだけで性格は凡人の域じゃないですか。私なんて能力がないにも関わらず「ダメダメな先輩をいじってくる賢い後輩」というこの作品1番のキャラ立ちです。むしろなぜBの評価を頂けたのか考えなければいけません
うっ、言い返したいけど言われてみれば俺とか性格は普通だな……
もっとキャラを魅力的にすればいいわけですよ。というわけで先輩、次話からは「ハリウッド映画でクールな主人公相手にジョークを飛ばしまくる軽いキャラだけどなんだかんだ最後まで生き残るタイプのキャラ」になってください
人をおもしろ黒人枠にするな。そもそもの主人公は俺だろうが。まあ、この辺は次回以降に活かしてキャラ作りをするべきってことだな
知っとけ。ハリウッド繋がりでそれっぽい事言ってみるのもやめろ。……まあこれに関してはコメントの方を見れば理由がありそうだから、ここは後回しにする
コメントなんてあったんですね。知りませんでした。私アルファベットしか読めないので
隠す気のない適当な嘘をつくのはやめろ。賢い後輩を自称してたお前はどこに行った?
彼女は先に地獄で待ってます。早く落ちるようにとのことです
地獄に落ちろって催促してくる後輩嫌だよ俺……で、設定はさっき考えたからいいとして、文章Aだな。なんで文章Aなんだろうな?
この文章は「文章の構成力」みたいなのを指すんでしょうかね? ここは素直にそれが評価されたと考えるのが妥当でしょうか
うん、Bか。……お前の胸のサイズと同じじゃないか?
ふっ、セクハラ紛いの不名誉な喧伝をすれば私が怯むと思いましたか? 残念ながら胸のサイズBというのは事実じゃありませんから、その発言は私の胸には刺さりません。胸だけに
謎のしたり顔が余計に涙を誘うな……。じゃ、じゃあコメントを見ていくか
空を飛ぶには、走るのと一緒で手足を動かさないといけないし、階段を上るのと同じくらい体力を使うという設定は面白いと思います。空を飛ぶ能力なんて持っていても実際は人前で使う訳にもいかないし、使えるタイミングがないというのも理解できます。
俺が持ってる能力の苦労については「面白い設定」として評価されたみたいだな。俺としては笑い事じゃないんだけど
先輩は天下の笑いものということですね。おめでとうございます
「笑いもの」って言い方だと俺が笑われてるみたいだろ。やめろ
先輩の素晴らしい素質を評価するとはさすが共幻社の編集さんです。うまい酒が飲めそうですね
そんな能力を持ってしまった主人公が、遅刻寸前に壁を乗り越えようとしていたところを浪川に目撃されます。浪川の鋭い指摘で主人公の能力がバレてしまいます。そこまではいいのですが、その後の展開に直接ヒロインがかかわってこない点(主人公の能力を暴いただけの状態)が、ヒロイン度としてマイナス印象となります。実際のストーリーは自殺しようとしている生徒が表れて、浪川は主人公の能力を使って助けるよう説得します。が、ヒロインの立ち位置としてはやや地味です。
何ですか私をマイナス印象って。言いがかりも良い所です。訂正しますこの編集は何も分かっていません
手のひら返しが秒単位って早すぎだろ。自分のことになった途端これだよ
空田先輩を助けるためには、助けることのできる先輩を説得することが必要不可欠だったわけです。その重要な役割を持つ私を地味とはいい度胸ですね。それに計画を考えたりトランポリンを用意したりヒキとしても使えるオチ(能力で人助け)に繋いだ功績を「直接関係ない」と評していますが、主人公を陰で支えるのもヒロインの役目というものです。内助の功です
いや、ヒロインって主人公からすると助けられる存在にいるようなポジションだろ? 空田を助ける展開に直接関わってこないならヒロインをやる必要もない気がするし、どちらかと言うと助けられる空田の位置にいた方がよかったんじゃないか? 編集さんの言うことももっともじゃないか。お前がヒロインに立つ意味がない
先輩は黙っててください。どこの馬の骨だか知りませんが、私がとっちめてやります
編集さんにケンカ売るならすぐにでも空田と交代させるぞお前
ふっ、空田先輩が「空気が読めない」という設定なのをお忘れですか?
これ以上場が荒れてもいいのなら交代して差し上げますよ
また、主人公には、能力を誰にも見られるわけにはいかないという設定がありますが、浪川に見られたり、浪川の説得であっさり全校生徒の前で能力を使います。折角、能力のデメリットを最初に設定したので、その部分をもう少し生かしてほしかったと思いました。能力のデメリット感がないと、地味さだけが残ってしまい、能力ものとしても、地味な印象となっていました。
これももっともな意見だな。「能力がバレたら大変」というのがデメリットなんだが、そのデメリットの割にあっさり浪川相手に能力バレを起こしてるし
先輩が何も考えていないがゆえのお言葉です。反省するように
うるせーなもう。……俺としては「浪川に説得されたから全校生徒の前で能力を使った」わけじゃなく、「浪川が全校生徒の前で能力を使ってもバレない方法を考えた上で説得した」から全校生徒の前で能力を使ったんだけどな
実際あの後バレてませんからねえ。バレてもいいならもっと露骨な方法を使いましたし。ただ、説明不足でそういう風に映るからそこも踏まえて説明しろということでしょう
そういうことか。まあデメリットならデメリットとしてもっと大事に扱ったほうがよかったんだろうな
先輩が何も考えていないがゆえのお言葉です。反省するように
先輩、そう言って後で私をこらしめた試しがないですよね。チキンなんですか
文章もストーリーの構成もキャラ立ても申し分ないので、何を書くのかということに気をつけるだけでガラっと印象の変わる作品になるかと思います。とても惜しい作品ということで、この度は佳作とさせていただきました。(以下省略)
このあたりは総括だな。さっき指摘されたようなことを気をつけて書けばもっと良くなるんじゃないか? ってトコか
まあ一部気に食わない内容もありましたが、全体的にはしっかりとした評価シートだったんじゃないですか。褒めてつかわしましょう
文章Aの理由は結局ハッキリしてませんからね。1番良かったはずなのにコメントで何の言及もありません。良いのでツッコミどころがなかったという解釈もできますが、良かったらどこが良かったのかも触れていただいたほうが今後に役立つというものです。あと、「自殺しようとしている生徒が表れて」は「現れて」の打ち間違いですね
たぶん編集さんはいま「めんどくせー作品の評価シートを書いちまった」って後悔してるころだろうよ。タダでやってもらってんだし細かいとことか字の間違いとかにケチをつけるなよ。どうせ字の間違いくらいしか指摘できるところがなかったんだろ。編集さんも忙しい中頑張ってんだからうだうだ言わない
Q.編集さんをディスってるように受け取られかねませんが大丈夫なんですか?
A.私の高飛びの準備が整えば大丈夫になります。
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