第5話 檜原神社

文字数 477文字

御祭神 天照大御神
伊勢神宮が開創される前に天照大御神を祀った、いわゆる元伊勢と伝わる神社です。奈良県三輪市にある大神神社の摂社で山辺の道沿いにあります。

本殿はないのですが、鳥居の傍に小さなお宮があります。これは、宮中で祀られていた天照大御神を豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)が天皇に託されてこの地にお遷しになった後に、天照大御神は遷宮されますが、最初にお遷しした豊鍬入姫命を祀るお宮として創立されたと云います。

本殿はありませんが、珍しい”三ツ鳥居”を擁しており、参拝すると最初に驚くことになります。三連の鳥居には格子状の門があり、いかにも”境界”という圧を感じました。



大神神社から山辺の道を進むので、考えようによっちゃ参拝に面倒な摂社ですが、普段歩くことのない田舎道を歩いて行くのも心鎮まる行程に思え、僕には好きな”面倒”でした。

祓へ給え浄め給え神ながら守り給え幸へ給え

簡単な祝詞を口ずさみ鳥居の前でお参りしますと、元伊勢の宮と言われる清浄な空気感が感じられて、お参りして良かったと思わせていただける神社です。

来た道を大神神社の方へ戻っていきます。
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