(4)
文字数 346文字
「あのさ……立ち食い蕎麦だよね、ここ……」
晩飯を食ってからでも指定の時間に間に合う……筈だった。
しかし……。
「普通、立ち食い蕎麦屋で、注文ごとに天麩羅揚げる?」
このせいで、ざっと、予想してたより5分は時間ロス。
「えっと……だから美味いんですよ」
「ああ、くそ……どこかに目立たない……」
「ここで借りますか?」
「えっ?」
「店員と顔見知りなんで……」
「ま……待って……」
その時、店員から……。
「食券の番号、三六と三七の方〜」
私達だった。
カウンターまで行って注文したモノを受け取り席に戻る。
「たしかに美味いね……」
「でしょ」
私も相棒も黙々と食事を続ける。
店の中を見渡すと……幸い、それっぽいヤツは居ない。
蕎麦を食い終った相棒は食器を返却棚に持って行くと、店員に警察手帳を見せて……。
晩飯を食ってからでも指定の時間に間に合う……筈だった。
しかし……。
「普通、立ち食い蕎麦屋で、注文ごとに天麩羅揚げる?」
このせいで、ざっと、予想してたより5分は時間ロス。
「えっと……だから美味いんですよ」
「ああ、くそ……どこかに目立たない……」
「ここで借りますか?」
「えっ?」
「店員と顔見知りなんで……」
「ま……待って……」
その時、店員から……。
「食券の番号、三六と三七の方〜」
私達だった。
カウンターまで行って注文したモノを受け取り席に戻る。
「たしかに美味いね……」
「でしょ」
私も相棒も黙々と食事を続ける。
店の中を見渡すと……幸い、それっぽいヤツは居ない。
蕎麦を食い終った相棒は食器を返却棚に持って行くと、店員に警察手帳を見せて……。