文字数 279文字

 夢の中のあなたは現実のあなたより美しかったり醜かったりする。時々他人ということだってある。だけど私には、彼女があなただとわかる。
 夢の中のあなたはどこか悲しげだ。どこかのカフェテリアで私を見つめているときのあなたも、どこかのパーティ会場で食事の約束を交わすときのあなたも。
 夢の途中であなたはいつも、どこかへと消えてしまう。私はあなたを捜すけど、最後まで見つけ出すことはできない。夢の終わりはいつも悲しい……。
 朝目が覚めると、私はいつもあなたを想う。そこにノイズはない。ありのままの想い。私はあなたを愛している。ただただ愛している。本当にそれだけなのだ。
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