第2話 セルフレジ

文字数 971文字

いつもスーパーマーケットでたくさん買い過ぎる。箱なしティッシュとか、肌に塗るクリームとか、抹茶バウムクーヘンとか、88円のつぶつぶマスタードとか、シャルドネ味プロセスチーズとか、好きなものがたくさんある。

でも、スーパーのチャージカードに十分チャージしていなくてお金が足りるか危ないと思ったら、セルフレジに行く。午前中だと週末でもそんなに混んでいないし、1、2人待てば順番が来る。

セルフレジだと「これは絶対欲しい」というものからスキャンして、お金があまりなくても優先順位の高いものからかごに入れることができる。今日の場合、絶対外せなかったのは、暖かくなってきて高いけど、もうあとどれくらい食べられるかわからないみかんとか、抹茶ロールケーキの次に食べたいと思った抹茶バウムクーヘンとか、午前中行くと4本組、ときには5本組が見つかる128円のバナナとか、どうせ遺伝子組み換えだろうけどへたがなくて取る手間がない298円のミニトマトとか、フィギュアを370円で買ってファンになって古書と新本でコミックスを12巻揃え、映画館にもおでけけして見たSPY×FAMILYのふりかけとか買うことができた。ロイロさんのかっこいいシール♡出るかな。気分はほぼほぼフィオナ・フロストの私である。

買わなかったものは売り場に戻す必要があるが「すみません!」と大声を出してお店の人を呼ぶと、スキャンしたけどキャンセルしたい商品をキャンセルしてもらい、まだスキャンしてないのでこれは買わないことにした商品をかごごと返すことができる。セルフレジの係の人にはお手数だが、大抵の人はとても親切なのでそこまでやってくれる。海外の商品をスキャンして移動するだけのスタッフにはあり得ないハイクオリティだ。

加工商品のおかずは買えなかったけど、血糖値が気になる方の半分に分かれたライス2枚とふりかけがあるので、飢えて死ぬことはないと思う。良かった。

フィンランドは世界で幸福度第1位らしいが、あんなに寒かったら副鼻腔炎が悪化するし、日本の幸福度ランキングも、いまのところ順位ほど酷くは思えない…酷くなりませんように。

今年の夏も猛暑らしい。工事費・税金込みで9万ちょっとで東芝の型落ち(2022年製造)エアコンを買った。どこかの国と戦争してミサイルが飛んでこない限り、夏の準備も万端で、幸せだ。



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